絵画に興味を持ち始めてまだ日の浅い私ですが、ふと「一番好きな画家は誰?」と聞かれた時にどう答えようか考えてみました。
真っ先にアンリ・ルソーの名前が思い浮かんだのですが、それはあくまでニューヨーク近代美術館にある「夢」を見るのが最終目標だとしているからであり、画家として一番好きなのかと言うと違う気がしました。
次に思い浮かんだのがセガンティーニ、高橋由一、そしてクラーナハ。
で、クラーナハが何故好きなのか思い返してたら、「そうだ、俺エロい絵が好きなんじゃん」と気が付きました。ドレイパーとかブグローとか。
んで検索したらAMAZONにてブグローの画集がKindleにあったんです、しかもたったの300円!んでもって500ページ以上!そりゃ買いますわ。
早速あまり使ってないタブレットで見てみました。
美しい、想像以上に美しいじゃないですか。
横にすると2ページ分表示される仕様になってます。
ってこの目次に使われてる作品がもう素晴らしい。なんだこの画家!最高かよ!!
どれを見ても最高だったのですが、この作品は何とも言えない雰囲気に飲まれました。なんでしょうね、この生々しさと言うか存在感と言うか。上手く言葉に出来ません。
で、やはり、この作品を見るために購入したんです、大好きです。これを見てブグローなる画家の名を覚えたのですから。
タブレットをスマホで撮ったのでこんな画質ですが、直で見ると本当に美しいんです。これだけでも買ってよかった!と思いました。
とりあえずWikiにあった画像を貼っておきますね。
いやぁ凄い。エロいけどそれを凌駕する美しさ。
私は筆触分割とか点描とか抽象とかより、こういうリアルな作品が好みであることが分かってきました。所謂アカデミー系で印象派とかを馬鹿にしてた悪役みたいなポジションのアングルとかジェロームとか好きなのよね。
たった300円とは思えないボリュームで大満足でした。ブグローさん、どの作品も本当に素晴らしいんです。女性を美しく描くことに掛けては一番じゃないですかね。私はそう思ってます。手とか足とか、肌の触感が伝わるぐらいの滑らかさ。最高です。
この画集のお陰で私は胸を張って一番好きな画家はウィリアム・アドルフ・ブグローだと言えるようになりました。ありがとう画集を販売してくれたTAPIRUSさん。他にもKindleで画集を多数販売してるので、ちょっと買い漁ってきます。
ちなみに下に貼り付けた作品ですが、国立近代美術館にて生で見てきました。
ブグローの作品を生で見れるのは日本でここだけかもしれません。興味がございましたら是非。