上野の森美術館でモネを堪能し、国立西洋美術館でキュビズムに首を傾げつつも常設展で興奮した私ですが、この日最後に訪れたのが東京都美術館で行われていた「永遠の都市ローマ展」です。
このブログにて読み終わった本を書き残しておりますが、その殆どがライトノベルとなってまして、いい歳こいたオッサンが何を読んでるのよ、と思われてるかもしれません。しかし、ライトノベルに嵌まったのはつい最近(と言っても10年以上前だけどね)でして、その前はミステリーや歴史小説が大好きだったんです。その中でも一番好きだったのが塩野七生「ローマ人の物語」なんです。
今は文庫版がありますが当時はハードカバーしか無くて1冊3,000円前後してたものをワクワクして購入しては読み耽っておりました。今でも全巻所有してます。お陰で大の古代ローマ好きになりました。
そんな私ですのでこの企画展は是非行かねば!と思っておりました。実はモネ展もキュビズム展もこのローマ展のついでだったりします。
一番の目玉である「カピトリーノのヴィーナス」ですが、芸術性とか美しさとかの前に、この作品自体が2世紀頃に制作されたものなんですよ、分かります?2世紀ですよ?西暦100~200年頃なんですよ?今から1900年前の作品なんですよ?これを日本で生で拝めるとかもう堪らないっすわ!
この下の大きな顔はコンスタンティヌス帝の巨像の一部。これが発見された当時の驚きは凄かっただろうなぁ。
展示物の撮影がOKだったのは以下の2点だけでした。
個人的には美化しないでリアルに再現してるだろう皇帝のお顔を拝見できたのが興奮しました。トラヤヌス帝やハドリアス帝、カッコよかったなぁ。意外とカラカラ帝が男らしくてね。でも、やはりアウグストゥス帝が一番賢そうだったなぁ。
古代ローマ好きには堪らない企画展でした。やはりいつかはローマに行ってもっと多くの遺跡や遺物を見たいなぁ。
今回購入したポストカードはこちらです。
カピトリーノのヴィーナス
カピトリーノの雌狼
ローマ教会の擬人像
ついでに購入したカンカン。
1日で3つの美術館を巡ったのですが、こんなことが容易に出来るのは上野だけでしょうね。経済的に余裕があればいつか住みたい街第一位ですわ上野。
特急を一本遅れての到着でしたが、13時には北千住駅にもう居たのよね。俺どんだけ高速で美術館を駆け抜けたんだよ。自分でも驚きです。そして13時台に特急に乗れたということは、スペーシアXなんですよ!
しかも実は2回目の乗車だったりします。
それはまた別の機会に。もしかするとすでにこのブログで語ってるかもだけど。