上野の森美術館でモネを堪能した後、同じ上野公園にある国立西洋美術館に赴きました。こちらではキュビズム展が行われておりまいた。
もうこの看板を見ただけで身構えてしまいました。実は私、昔からピカソが苦手なんです。何が良いのか、何が評価されているのか、全く微塵もこれっぽっちも理解できないんです。ある程度絵画を知るようになった今でさえ、寧ろ尚更、私には分からないんです。私の中でピカソそしてキュビズム以後は理解できない代物として認識しております。なので現代アートはもっと分からない。
そんな苦手意識があるのにもかかわらず、今回あえてキュビズムのど真ん中に飛び込んでみたのですが、そのきっかけは山田五郎だったりします。
期間限定公開なので消えてるかも。
これらを見て、もしかして私にも何かしら感じることが出来る作品があるかもしれないと思ったんです。折角上野に赴いてるしね。
で、結論として、多少あった、としか言いようがありません。
いかにもピカソらしい作品。撮っておいてなんなのですが、私には何が良いのか本当に分からないんです。困った。
パンフレットに使用されていた作品。これは何かしら感じることが出来ました。かなり大きい作品で存在感がありました。
この作品を見た瞬間に「ポリゴン?!」と思ったのは私だけでしょうか。バーチャファイターじゃんこれ。
難解な作品でもそこにエロ要素を見出すことが出来れば何かしら感じることが出来るんだと判明した記念すべき作品。
こんなシャガール初めて見たけどシャガールって分かるって凄いなシャガール。若い頃はこんな作風だったのか。
何かしら感じることが出来た作品はありましたが、やはり私には分からない、ということが分かりました。そしてピカソは、実物を見たけどやはり苦手であることを再認識しました。それらが分かっただけでも来た意味があったかなぁ。
ポストカードは買わないで帰ろうと思ったのですが、私が気になっていた作品がかなりの確率でポストカード化していたのでちょっと嬉しくなり買ってしまいました。
ロベール・ドローネー パリ市
フランティシェク・クプカ 色面の構成
マルク・シャガール ロシアとロバとその他のものに
美術館で絵画を見る際額縁を見るのも楽しみの一つなのですが、キュビズムの作品は額縁がシンプルな物ばかりでした。やはりキュビズム以後で違うのかな。モネの作品はゴテゴテした額縁だったからね。作品の内容によるものなんですかね。
キュビズム展でやはり私には分からなかったなぁと消化不良を起こしましたが、ここは国立西洋美術館、常設展があるからね!何回見てもワクワクしますわぁ。
ってことでこの後常設展に行ったのですがその様子は次回。