鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのにラムネさんのことばかり書いてます

朧月市役所妖怪課 号泣箱娘 青柳碧人

私の大好きな作家である青柳碧人さんの妖怪ものシリーズ第二巻。オリジナル妖怪を考えてるあたりこのシリーズは相当力入ってるなぁと感じながら読みました。今回も妖怪が出てきますが基本的にはミステリーです。が、実は一番の軸は公務員なのではないかと思ったりして。

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汗と涙、恋と成長の妖怪お仕事エンタ、第2弾!
秀也の頑張りで少しずつチームワークが出てきた妖怪課の前に、謎の妖怪退治民間業者〈揺炎魔女計画〉が現れた。妖怪に対する考え方の違いから対立することになるが、その陰には大きな陰謀が……!?

朧月市役所妖怪課 号泣箱女 (角川文庫)

朧月市役所妖怪課 号泣箱女 (角川文庫)

 

 自分で妖怪を作成してそれを退治する方法を考える。これってJOJOと同じなんですよね。スタンドの能力を作ってそれを倒す方法を考える、みたいな。自分で問題を作れる訳ですから簡単そうに思えますが、これは相当考え込まないとできない芸当だと思ってます。ましてやそんな風に考えたものを倒す方法まで考えないといけない訳ですから。

JOJOの作者である荒木さんが何かのインタビューで敵を強く作り過ぎて倒す方法が思い浮かばなくて苦労した、なんてのを見たことがあります。吉良吉影は正直いろいろ盛り過ぎた感がありますよね。

それだけ難しい作業なんだな、と思わせてくれるものが巻末にありました。青柳さんが自分で書いた設定イメージを掲載しております。こうやって絵に書いてから文章に落とし込んでるんですね。こういうの面白いわ。

 

妖怪が出てくるけど基本ミステリーだけどこの作品の肝は公務員だったりします。公務員とは何か、どういった存在なのか。これがテーマだったりします。そしてそれが私には結構面白く感じられました。長年サラリーマンをやってるからですかね、やはり公務員とサラリーマンは根本が違うんだなぁ、とニヤニヤしてしまいました。所詮俺らサラリーマンはお金稼ぎですからね。もう全然違うんだわ。

 

いろいろな楽しみ方ができるこのシリーズ、私は好きです。