鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

足立美術館にてよく分からないけど日本庭園の「なんかすげー」を感じました

宇都宮から新幹線と新幹線と特急に揺られる事約7時間、島根県安来駅に到着しました。そこからさらにシャトルバスに揺られる事約20分、とうとう日本庭園が素晴らしいことで有名な足立美術館に到着することが出来ました。

www.adachi-museum.or.jp

全く知識が無かったので足立美術館って東京の足立区にあるのかと思ったら足立さんが作った美術館だったのですね。全国に美術館がありますが、国立や県立や市立では無く、こういう個人所蔵のコレクションを元に美術館にしているところが結構あるんですよ。いろいろ考えると恐ろしい、どんだけ財をぶち込んだんだろうか。

この足立美術館、日本庭園で有名なのだそうですが、所蔵品も横山大観だの北大路魯山人だのゴロゴロありました。恐ろしいわ。

 

入口は普通でした、が。

最初に見えた庭園で度肝を抜かれました。全然知識の無い私でも何かが脳みそに突き刺さりました。

最初は視界が狭まる構図なのですが、

一気に景観が広がります。

全く知識の無い私にも「なんかすげー」が伝わりました。これは生で見ないと伝わらないかもしれません。

ちなみにここの奥に映ってる滝ですが、

敷地外にあるんです。敷地外の山々も利用してこの庭を作った訳です。んでこの滝、わざわざ作ったそうです、人工の滝なんですよ、この庭のために作ったんですよ、恐ろしいわ。

 

画の方ですが、私は日本画の知識が殆どありません。これまである程度の作品を生で見てきましたが、正直まだ全然理解できておりません。それでも、何か良いなぁ、と思えるようにはなりました。それは、この足立美術館日本画の数々を生で見たからなのかもしれません。

この足立美術館で購入したポストカードは以下の通りです。

横山大観 那智の滝

横山大観 浅春

大橋翠石 虎

3枚中2枚が横山大観なのですが、実は一番インパクトがあったのは虎なんです。構図とか色彩とか今一つよく分かってない私ですが、何か分からないけど何かを感じる作品がございまして、この虎も生で見た時に何かを感じたんです。リアルだから?他の作品と比べて浮いてたから?自分でもよく分かりません、でも、この虎は本当にインパクトがありました。

調べたらこの作者、虎で名を馳せた御仁のようです。

ja.wikipedia.org

彼の他の作品を見たいと思ったのですがあまり有名な方ではないようでして、Wikiに掲載されている美術館のホームページに行っても詳しく書かれてないんです。うーん、困った。とりあえず菱田春草が好きなので飯田市美術館にはいつか行く。

 

とりあえず撮ってみた日本庭園の画像を貼っておきます。改めて画像を見ると、全然凄みが伝わらないなぁと思いました。やはり生で見ないと分からないですね。

ここだけ色があるんですよ。

メインの庭では無くこちらの庭の方も良かったです。

 

帰るころにはすっかり日も暮れてしまいました。

自由の利く車では無く鉄道やバスで移動して辿り着いた遠い遠い島根県の日暮れ時。この時感じた気持ちをどういう言葉で表せばいいのでしょうか。切ないとか悲しいとか不安とかそんな感じです。私に語彙力が無いのがもどかしいのですが、一番近い感情が「うんこ出そう」なんだよなぁ。俺に才能が無いことは確定的に明らか。

 

この後安来駅に戻り、米子で宿泊するのですが思わぬアクシデントに見舞われます。それはまた次回。