鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

アニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』

後から知ったのですが、この作品はきらら系でもなく原作マンガがある訳でもなく、完全オリジナルアニメ作品でした。何故オリジナルでこの題材なのか?採算は取れるのか?そもそもなんでこの企画が通ったのか?等々様々な疑問が思い浮かびましたが、楽しめたのでヨシ!

https://cs1.animestore.docomo.ne.jp/anime_kv/img/25/81/6/25816_1_1.png?1664418608026

diy-anime.com

のんびりと夢見がちな結愛せるふと、現実的でしっかり者の須理出未来(ぷりん)。
幼なじみのふたりは4月に、別々の高校へ進学した。
せるふとぷりんも、本命の高校は同じだったが、せるふは不合格で、滑り止めの高校へ通うことになったのである。
ある朝、せるふは、登校中に自転車を壊してしまい、途方に暮れていた所を、同じ学校の先輩の矢差暮礼(くれい)に助けられる。
手際よく自転車を修理したくれいは、DIY部の部長だった。
せるふは、DIY部存続のため、人数合わせで入部することになる。
「DIYってどういう意味なんですか?」

youtu.be

どこかの組織がDIYを広めようと画策したとしか思えません。この題材をオリジナルアニメでやろうとした経緯が物凄く知りたいです。

んで、肝心の作品なのですが、実にしっかりと丁寧に作られており、非常に完成度の高いものでした。舞台が現代でもなく未来のような現実に似てるけどSFっぽいという何とも不思議な設定でしたが、恐らくDIYというか手作りを強調するための装置なのかなぁと思います。いやホントツッコミどころ満載なんですよ、ペットのブタとかIT関連とか近未来な乗り物とか。でもそこは全く触れられずにのほほんと物語が進行していくあたりに若干の狂気を感じました。私個人としてはそこがスパイスになって楽しめた感はあります。

きらら系と勘違いした要因としてはキャラクターデザインもあるのですが、やはり男性が殆ど出てこない点にあります。父親は出てきますが(よくよく考えてみたら部長の父親だけだったかも、主人公も幼馴染も父親の存在さえ無かった気がする)それ以外の男性がほぼ出てきません。多くの作品でこの世界観を多用しておりますが、これは恋愛要素を排除したいからなのですかね。物語の主軸として恋愛がノイズになることはあるので分からないでもないのですが、さてどうなのでしょうか。

 

見ていて疲れない良質な作品ですので、興味を持たれた方は是非ご視聴ください。