鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

薬屋のひとりごと9 日向夏

いろいろと文句を言いながらも一番好きなシリーズとなった『薬屋のひとりごと』ですが、とうとう最新刊にあと一歩のところまで来てしまいました。読み始めた当初のアドバンテージがもう無くなるなんて・・・!私はそれだけこのシリーズにドハマリしたということなんですね。

しかしいまだにアニメ化の話が無いのは何故なのだろう。最終回に合わせてアニメ化するとかそういう壮大な仕掛けがあったりするのかな、と勝手に妄想を膨らませております。

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壬氏の一世一代の行動の結果、とんでもない秘密を共有することとなってしまった猫猫。

折しも後宮は年末年始の休暇に入る時期。実家に帰りたくない姚は、猫猫の家に泊まりたいと言い出した。とはいえお嬢様を花街に連れていくわけにもいかず、姚と燕燕は紹介された羅半の家に泊まることになる。

一方、口外できない怪我を負った壬氏のために、猫猫は秘密裏に壬氏のもとに通わなくてはならなかった。できる範囲で治療を施していくが、医官付き官女という曖昧な立場に悩まされる。壬氏が今後さらに怪我を負わないとも限らないが、医官にはなれない猫猫は医術を学ぶことはできない。そこで、羅門に医術の教えを乞おうと決めるのだが――。

シリーズ化が長引くと新しいキャラクターが増えるのは当たり前なのですが、中々魅力的なキャラクターを作り続けるのは至難の業です。今回雀なる新しい登場人物が出てきますが、今までのどの人物とも被らない特徴的なキャラクターで、さすが売れてる作家さんは凄いな、と感心いたしました。良くこういうキャラクターを生み出せるよなぁ。

このシリーズ、エロ要素がほぼ無いのですが、無いというかあるのだけれども主人公が興味を持ってないというか、全体的にさらっと描かれることが多いんです。今回もさらっと夫婦の営み系が描かれいたりするのですが、それが個人的にツボりまして。それも相まってこの新しい登場人物に好感を持てた要因かもしれません。って不純だな俺。

花街で育った癖に今更そんな行為で恥ずかしいとかそんな感情湧くのかよ、とツッコミつつも次の作品が楽しみで仕方が無い私がおります。