鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

薬屋のひとりごと6 日向夏

じっくりと本を読み耽りたい時もあれば、力を抜いてだらーっと読みたい時もあるのです。気合を入れないと読めない本は数あれど、だらーっと読める本ってあまり無いんですよ。私は後者が好きなのですが、そんな私にぴったりなのがこの「薬屋のひとりごと」シリーズなんだと最近改めて理解しました。

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西都にて、壬氏に求婚された猫猫。今まであやふやだった関係が大きく変わろうとしていた。今までと変わりなく接したい猫猫に壬氏は焦る。皇弟として、政に関わる者に恋という自由はない。

猫猫もまた、壬氏の心を知りつつも、己の立場を考えると首を縦に振ることはできない。軍師羅漢の縁者、それが西都で用意された猫猫の肩書だった。猫猫は重い気持ちのまま、ある決断をくだすのだが――。

薬屋のひとりごと 6 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 6 (ヒーロー文庫)

 

くっつきそうでくっつかないカップルものが実は好きだったりします。特に女性作家が描く恋愛ものが堪らんです。ジャンプしか読んでいなかった私に新しい世界を教えてくれたのは妹が読んでいたリボンであり花とゆめでした。気が付くとトーナメント戦が始まってるような作品しか知らなったものですから、少女漫画の物語性にどっぷりと嵌まってしまったのは致し方ないでしょう。

そんな私ですので、この「薬屋のひとりごと」もそんな視点でも楽しんでいたりしております。特にこの巻はそんな要素がふんだんに盛り込まれていましたね!

6巻を読んで分かりました。このシリーズってミステリーとして読むから不満や不安や不平を感じてしまうのであり、恋愛物とか俺ツエーとかそういう視点に重きを置けば楽しめるんじゃね?と。実際この巻をミステリーとして捕らわれずに読んだらイライラどころかすっきりと読み切れましたからね!今更ですがやっとこのシリーズとの付き合い方が理解できた気がしております。

 

それにしても、あんなに引っ張ってたラスボスっぽいお方があんな扱いだったのは衝撃だったなぁ・・・。