昨年の11月の話。
訳あって大田原に行く用があったのでついでにどこかに寄って時間を潰そうと思いいろいろ調べてみたところ、乃木神社なる存在を思い出しました。昔から存在は知っていたものの、わざわざ赴くほどの興味が無かったのでこれを機に行ってみることにしました。
知らない方は驚くかと思うのですが、神社に祀られている神様は古事記や日本書紀に出てくる神や大昔の偉人だけではありません。乃木神社で祀っている神様は明治時代の軍人である乃木希典夫妻なんです。約150年前に実在した人が神様として祀られるんですよ。私としてはこういう所が神道の面白さだと感じております。
生まれも育ちも栃木県では無いのですが、大田原に土地を買い休職するたびに農業をしていたようです。んでこの土地にこの神社が建立されたんです。そういう縁があるんですね。
よくよく考えてみると祭神の像があるって凄い珍しいかも。
この絵、どなたが描いたのかなぁ。プロっぽいですよね。
乃木大将、マスクしてます。
宝物館もあり、こじんまりとした建屋だったのであまり期待せずに入ったのですが、所狭しとゆかりの物が展示されており、中々見ごたえがありました。事前に知識をもっと入れておけば良かったと後悔しました。
元々農業をやってた土地ってこともあるとは思うのですが、とにかくこの神社、いたるところが美しいんですよ。この用水路とかずーっと見てられるもの。
訪れた時期も良かったんですよね、紅葉がまた美しかったです。
何より、細かいところまで手入れが入ってる感がありました。おそらくなのですが、神社の方々は勿論の事地元の方々も小まめに整備されてるのではないでしょうか。「愛されてる」と肌で感じました。
タイトルに大田原と書きましたが、住所的には那須塩原市にあります。県北に行かれる際は是非立ち寄って欲しいです。
ちなみに。
乃木神社を調べているうちに映画『二百三高地』を思い出しYoutubeで調べたら予告編があったたんですよ。軽い気持ちで見たのですが、子供の時に見た記憶が蘇ってきましてね、ええ、号泣ですわ。その話はまた後で。
