典型的な俺ツエーなんだろうと思いながら視聴したのですが、まごうことなく俺ツエーでした。しかし、ところどころに顔を出すシュールなギャグに、もしかしてこれ俺が大好きなクソアニメでは?と気が付き、結果として最終回まで見続けることができました。アノス構文、最高です。
人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王アノス。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。
魔王の生まれ変わりと目される者を集めた“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!
TVアニメ「魔王学院の不適合者」第2弾PV|2020年7月4日(土)より放送開始
1話で切るつもりで見始めたのですが、制作シルバーリンクで監督が大沼さんだったのでしばらく見続けようと思いました。大好きなんです、大沼さんが。
ところが、「俺ツエー」感がとんでもなく、全く負ける要素が無い主人公に「これ物語として面白くなるのか?」と疑問を感じてました。これ、原作が駄作だわと。しかし、結果的には1クール完走できたんです。物語的には私に全く刺さることはありませんでしたが、随所に散りばめられているギャグ要素が私を視聴し続けました。
作画が崩壊した訳でもないし、物語が破綻した訳でもないし、演出が雑だった訳でもないのですが、そこはかとなく感じる「クソアニメ臭」が私を刺激したのだと思います。
一番はやっぱりこの台詞を聞いたときですね。
「殺したぐらいで、俺が死ぬとでも思ったか?」
この瞬間、4話まで我慢して見ていた甲斐があった!とガッツポーズをしました。これだよ、こういうのがあるから途中で切れなくなっちゃうんだよ。
一部界隈では主人公の名前を取って「アノス構文」を言われております。それをまとめたサイトがございましたので紹介いたします。
アニメ最終話の
「根源を滅ぼせば、蘇らぬと思ったか」
もひっくり返ったわ。
作り上げた設定ごと覆す主人公、正しく最強の「俺ツエー」ですね。
また設定も頭がおかしいところが多々ございまして。
この主人公たる魔王の生まれ変わりであるアノス君、
実は生まれたばかりの0歳児です。生まれてすぐに自分が魔王の生まれ変わりと悟り、いきなりしゃべります。衝撃的だったなぁ、あのシーン。
そんな最強の「俺ツエー」がまとめられた動画がございました。これを見て興味が湧きましたら是非視聴してみて下さい。私はオススメしませんが。
2分で凄さが分かる魔王アノス・ヴォルディゴード【魔王学院の不適合者】~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」
このまとめを見るとやはり「愛すべきクソアニメ」だよなぁ。私は大好きですよ、この作品。ってタイトル長いわ。
ちなみに。
OPが結構カッコイイのですが、
OPさえアノス様が歌ってしまいます。またこれがカッコイイんだわ。
鈴木達央の声はやはりいい。