鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのにラムネさんのことばかり書いてます

薬屋のひとりごと3 日向夏

現在9巻まで発行されているこのシリーズ。ライトノベルで人気があれば即アニメ化の話が出てきてもおかしくないのですが、何故「薬屋のひとりごと」はそんな話が聞こえてこないのだろう。マンガも売れてるようですしね。

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herobunko.com

玉葉妃の妊娠により、再び後宮に戻ってきた猫猫(マオマオ)。 皇帝の寵妃ということもあって、それは秘密厳守。 しかし、女たちの腹の探り合いは日常茶飯事で、しかも、後宮内だけでなく外部からも怪しげな動きが見え隠れする。

それとともに、後宮外では壬氏たちが隣国の特使の要求に頭を悩ませていた。 特使たちは、数十年前にいたという妓女、それが見たいと無理難題を言ってきたのである。花街の事情に詳しい猫猫に相談を持ちかけてくるが、それは意外な人物であり――。 猫猫はその美女にかわる絶世の美人を用意することとなる。

茸中毒で死んだ妃、後宮内の廟の秘密、先帝がかかった呪い、その謎を解くにつれ、壬氏が宦官の枠を超えて扱われていることに猫猫は気が付く。 そして、猫猫はその壬氏の願いで、後宮を出て北の避暑地へと同行することになる。そこで待っていたのは、腹に一物持った高官たちと再び壬氏の命を狙う者たちだった。 猫猫たちは、無事、宮中に戻ることはできるのか!?

薬屋のひとりごと 3 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 3 (ヒーロー文庫)

 

 今回の帯に書かれてる事が引っ掛かりました。

「ミステリーファンから大絶賛の面白さ」

いや、ねーわ。それはねーわ。ミステリー小説に多少触れたことある程度の私でも完全に否定します。大絶賛ではなくて、一周回って新しいだけです。

だって謎が提示された段階で答えが分かるミステリーなんて今まであまり無かったんだもの。敢えてそういう形にしたものはありましたけどね、京極夏彦邪魅の雫」とか。

作者も編集も分かった上でやってると思ってます。だって表紙で任氏が女装してるじゃん。もう表紙で答えを提示してるんだもの。それなのに帯で

「五尺八寸を超える美女の正体とは?」

っていやいやいや。どうも書き手&担当編集者と会社広報の間に大きな溝があるとしか思えません、ってもしかすると帯の文言も編集が書いてるのかもしれませんが。

 

ちなみに、3巻もストレスフリーでさらっと読める素晴らしい出来でした。物語ももうバレちゃったの?と驚くぐらいの展開の早さ。この絶妙なバランスは素晴らしいですね。ミステリーなのに考える必要が無くて疲れません、ってそうか、ある意味ミステリーファンが大絶賛してるってのもあながち間違いじゃないのか。