鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

サンクコスト(埋没費用)を知りました

コンコルド効果かな?と覗いてみたらその通りだったけど、一緒に説明されていた「サンクコスト(埋没費用)」を知りませんでした。

togetter.com

コンコルド効果 - Wikipedia

埋没費用効果 (sunk cost effect)」の別名であり、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指す。超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。

コンコルド効果の説明の中に「埋没費用効果の別名」って思いっきり書いてありました。私は元ネタを知らなかった状態だったのですね。

今の若い人は知ってるのでしょうか、コンコルド。私が子供の頃は「夢の超音速旅客機」なんて言われてまして、未来の象徴、みたいな代物でした。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/69/Concorde.planview.arp.jpg/1024px-Concorde.planview.arp.jpg

今見てもかっけーな!まさかこれが負のワードになるなんてね。

 

「サンクコスト(埋没費用)」の説明はこのサイトが紹介されてました。

blog.kairosmarketing.net

私のような素人でもわかる素晴らしい記事でした。そして私もこの呪いに罹っていることが理解できました。

でもね、この呪いは解けそうにありません。

 

ここの例に書いてあった「サッカーチケット1万円でもいいから購入しようと思ってたら前売り7,000で円買えたんだけど、会場に着いたら持ってくるの忘れちゃって、だけど当日券7,000円で売ってたんだけど買った方がいいんかな?」において、回答としては「買った方がいい」になってるんです。

前売り券7,000円は何をどうやっても抗うことのできない損失だからです。少しでも判断に迷ったのならば、それは埋没費用が意思決定を鈍らせたから、だそうです。

いや、考えちゃうよね。「そこまでして俺はサッカーを見たいのか?」って考えちゃうよね。同時に「せっかく会場まで来たんだから損してでも見るべきか」とか考えちゃうよね。ってここまで書いて理解できました。そうか、今目の前の判断材料に、前売り券7,000円の損は含めちゃいけないんだ、って。だって何をどう判断しても、もう7,000円は損してるんだから。

 

理解した上で2例目の「土日儲からないけど家賃払ってるから開店しておこう」はすんなりと頭と心に入ってきました。

家賃はすでに払ってるのですから、それを考えないで、食材人件費光熱費等で判断すべきなんですよね。んですでにそれを計算して「儲からない」って答えが出ているのに「家賃払ってるんだから開店しておこう」って判断が間違えてる、って当たり前のことなんですよね。

 

「これだけ費用をかけたから、もう少し出費することによってこれまで払った費用が丸々損しないで済む」、と考えて赤字の事業が続けられることもあります。しかしこの経営判断は、「損している上に、もっと大損しよう」と判断しているのと同義です。過去に使ってしまって回収できないお金は既にサンクコストです。

サンクコストに打ち勝つためには「勇気を伴うあきらめ」が必要です。

 

「過去に使ってしまって回収できないお金」がサンクコスト、埋没費用であると。

https://blog.kairosmarketing.net/wp-content/uploads/2017/04/2018052404.png

確かに過去の事象に選択を引っ張られる事が多々あります。それは経験則だったり成功事例だったり忠告だったり。その中で、サンクコストが邪魔をしてる場合があるかもしれません。

また、コスト=費用って訳してますが、これ資産でもいいのかな?使う予定のないものを後生大事に保管しているのも立派なサンクコスト=埋没資産ですもんね。

数年前にもう読まないだろう本を処分したのですが、そうか、あれもサンクコストでありそれを処理したのか、と認識しました。無駄にため込んだ資産を売り払って現金に変換したのだから。

 

せっかく身に着けた知識ですので、これからはちゃんとサンクコストを意識して生きていこうと決めました。