元々サッカーものが好きなのでとりあえず見るかなと軽い気持ちで1話を見たのですが、後から「四月は君の嘘」の作者が原作だと知り、さらに前日譚が映画化されると知り、物凄い期待して見ていたのですが完全に肩透かしを食らった残念な作品でした。
女子高生サッカープレイヤー・恩田希。彼女は、藤第一中学校男子サッカー部での挑戦を経て、進学先の蕨青南高校で、待望の女子サッカー部へ入部する。でも、そこは“ずっと地方大会止まり”の弱小校だった!?
ところが、蕨青南には個性派の新入部員がそろう。俊足のウィング・周防すみれや、中学生全国 3 位のボランチ・曽志崎緑、コーチには元日本代表のレジェンド・能見奈緒子が加入!能見は彼女たちの初戦に、最高の練習試合をセッティングする。その相手は、高校日本一の久乃木学園!次々に現れる強豪チームを前に、蕨青南は仲間と共に立ち向かっていく──!
ひとりぼっちでも、理解されなくても、男子と比べられても、心底、サッカーが好きだから。出会うべくして出会った、純真のイレブンが目指す、フットボールの頂点。
いま、少女達は、女子サッカーの未来を駆け抜ける!
途中まで本当に高くなったハードルを越えそうな雰囲気だったんですよ。ところが、話数が進むうちに「なんかペース遅くね?」「テンポが悪くね?」と不満を感じるようになりました。
そしてさらに感じる不満、そして不安。
・主人公が覚醒しそうで覚醒しない
・良い感じのライバルが出てくるのに微妙に絡まない
・監督の過去が明らかになるのに別に盛り上がらない
もうね、面白くなる要素が揃ってるんですよ。ちゃんと用意されてるんですよ。これらが最終回に向けて全部絡まってストレスが解放されて快楽に唱歌されると思ってたんですよ。だってあの「四月は君の嘘」の作者なんですから。そりゃ不安を感じつつも期待しちゃいますよ。
それが、全く何も無いまま、ストレスを抱えたまま、そのまま最終回を迎えやがったんですよ。最悪です。三か月間見てイライラしたまま終わりやがりました。
これはアニメが悪いのか、原作が悪いのか、私には分かりません。ただ一つ言えることは、アニメは最悪な出来だったということです。見る価値が微塵もありません。そして、これを見たらそりゃあ劇場版も期待できません。良かったよ、無理して観に行かなくて。
面白そうになる要素てんこ盛りでここまで駄作に仕上げたのはある意味驚異的です。
構成脚本の高橋ナツコが戦犯なのか、と思って調べたらコイツ「言い方!」のやつじゃん!
一方の話だけで判断してはいけないとは思いますが、ま、総じて仕事っぷりは彼女が手掛けた作品を見れば分かりますわ。全部が全部悪いわけじゃないですけどね。
参考までにどうぞ。
ああ、「咎狗の血」は原作信者が相当荒れてた記憶があるわ。なんでこいつに仕事を任せようとする奴がいるのか理解できないわ。