とあるきっかけでAMAZONプライムに入会した私。せっかくだからと評判が高かった&なぜかニューヨークタイムズで取り上げられたアニメ「宇宙よりも遠い場所」を見ました。
『#宇宙よりも遠い場所 』が
— Madhouse Inc. (@Madhouse_News) December 4, 2018
ニューヨーク・タイムズの
ベストTV 2018 インターナショナル部門に選出されました。
皆様の応援のおかげです!!
ありがとうございます♪#よりもい#yorimoi https://t.co/FMSAq7fHUo
ここ最近ゲームと時間を吸い取られあまりアニメを見ていなかった私。ずっと見てみたいと思いながらも中々その機会が無かったのですが、ゲームやりながら見ればいいじゃん、と気がついて視聴を始めました。
まさか13話連続で見るまではまり込むとは!気が付いたら途中でゲームは中断しました。
yorimoi.com
そこは、宇宙よりも遠い場所──。
何かを始めたいと思いながら、
中々一歩を踏み出すことのできないまま
高校2年生になってしまった少女・
とあることをきっかけに
南極を目指す少女・
高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、
絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、
報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
女子高生達が南極を目指す。
放送当時、このコンセプトで私は見る気が起きませんでした、ありきたり過ぎて。何でもかんでも女子高生にすれば俺らが見るとでも思ってるのか、と。いや見る人確かに増えるけどね。そりゃおっさんより女子高生だけどさ。でもありきたり過ぎでしょ?そのコンセプトは。
でもね、1話見たらわかります、これは面白いやつだ!って。
ニコニコ動画で1話は無料で見ることが出来ます。是非見てください。そして何か感じるものがございましたら、いや、感じなくても、ぶっちゃけ嫌悪感が生じなかったら、AMAZONプレミアに加入して、2話以降を見てください。オススメというよりは、お願いです。お願いだから見てください。
後から見た私が言うのも烏滸がましいのですが、こんな名作を、あまり知られないまま埋もれてしまうのは耐え難いのです許せないのです何とかしたいのです。
気になったらすぐに見てください。アニメ好きじゃなくても、というかアニメをあまり見ない方にこそ見て欲しいのです。
萌え?エロ?そんなものありません。何があるのか?それは見て確かめてください。
私は、1話からすでに泣きそうになっておりました。
4話あたりでOPを見ただけで涙があふれそうになってました。
5話がターニングポイントであり分岐点であり分水嶺でしょう。私の中では大絶賛の回でしたが。
それ以降、毎回涙が流れます。そんなお涙頂戴のお話じゃないのに。
そして11話、12話で嗚咽を漏らすほど号泣する40歳過ぎたおっさんがそこにいました。
砕氷船の存在は知っておりましたが、全く詳しく知りませんでした。「氷を割っていくんでしょ?」ぐらいの知識でした。
砕氷船の特徴としては頑丈な船体と氷に乗り上げて割るのに適した船首や幅広な中央船体、氷の圧力を下方へ逃がすための船底の特殊な形状、そして強力なエンジンを持つのが一般的である。
「割る」だけじゃ無いんです。氷の上に「乗り上げて」「割る」んです。分厚い氷に行く手を阻まれたら一度後ろに下がって、勢いをつけて、分厚い氷の上に乗り上げて割るんです。何回も何回も。
昭和基地に向かう海域の氷は南極の中での分厚いそうです。何故そんな場所に基地を作ったのか?戦後まもなくで発言力もなかった日本に対しての嫌がらせです。「行けるならどうぞ」って意味で、そんなところを割り当てられたそうです。そこで燃えたのが日本人。氷を砕いて辿り着いた訳です。何度も何度も氷を割りながら。
辿り着いたときに思ったでしょうね、「ざまあみろ!」って。
この砕氷船のエピソード等、南極にまつわるエピソードが出来てきます。私、それだけでも涙腺が刺激されました。
何故真っ直ぐな思いで私の涙腺は刺激されるのでしょうか。私が真っ直ぐな気持ちに憧れているからだと思います。
何故憧れているのでしょうか。私が真っ直ぐな思いを持てなかったからだと思います。
素直じゃないへそ曲がりの天邪鬼で世の中を斜めにしか見ることのできない愚者。今更性格は変えられないし、過ぎ去った過去は変えられません。
だからこそ、彼女たちが眩しく見えるのでしょうか。
11話のまとめ方は、おっさんの私には非常に驚きでした。そして、本来ならこうあるべきなんだと思いました。誰もが幸せになるハッピーエンド?すべての事象にそんなものが用意されてる訳がないじゃん。
罪は許されない。何かを手に入れたら何かを失ってる。そんな当たり前をこの物語は私に再認識させてくれました。
見て本当に良かった!そして、より多くの人に見て欲しい。そう思った作品でした。
13話を一気に見てしまったのですが、これはリアルタイムで見たかったです。登場人物に愛着が生まれる前に見終わってしまった感じなので。勿体ない見方をしてしまいました。そこが私の中では非常に残念です。そのぐらい、素晴らしい作品です。
本当に多くの方に見て頂きたいです。是非ともよろしくお願いいたします。
アニメオタクとしては、脚本家の花田先生がここまで素晴らしい仕事をすることに驚いております。けいおん!は良かったんだけどね、ラブライブとか酷かったから。さかのぼれば『宇宙をかける少女』とか、本当にひどかったもんなぁ・・・。
途中で降板されてるからね、花田先生。この作品のリベンジを込めて『宇宙をかける少女』と同じように『宇宙よりも遠い場所』も宇宙をそらって読むようにしたのかな?違うな。
追記
この方も感想を書いておりました。映画だけかと思っていたので見逃しておりました。
素晴らしい、素晴らしいまとめを書いております。だって俺読んでて思い出して泣きそうになったもの。
あえて5話を語らずに6話を語るあたりがそこらへんの感想書いてるブロガーとは一味違いますね。読んでいてなるほどと思いました。