鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

再開された宇都宮美術館に訪れたけどマティスやシャガールよりも高橋由一の作品に心を奪われたのは私だけでしょうか

少し前の話。

いつものようにネットを巡回していましたら地元栃木県のニュースとして宇都宮市立美術館の再開が記事になっておりました。そういえば改修工事してたんだったわ。

www.shimotsuke.co.jp

今まで美術館とか全く興味が無かったのでそもそもどこにあるのかも知りませんでした。調べたら豊郷にあるんですね。帝京大学のさらに奥ってことは同時に作られたんですかね。気が付いたらここら辺がとんでもない住宅街になってたんだよな。環状線が出来て一番大きく変わった場所かもしれませんね。

調べた感じ現代アートがメインっぽいので楽しめない気がしたのですが、せっかく再開したし近くにあるのだからとりあえず行ってみました。

u-moa.jp

駐車場から美術館まで結構な距離があります。公園の中を歩いていくのですが、雨が降っていたので苦痛でしかありませんでした。道中に彫刻作品がある程度展示されていればまた印象が変わったのかもしれませんね、私はあまり彫刻の良さが分からないのですが。

うん、私には分からない!

大谷石をふんだんに使用してました。さすが宇都宮を冠する美術館ですね。

 

宇都宮美術館は収蔵品を見た感じ新しい作品が多い印象でした。正直言うと印象派より先の時代というかピカソあたりが私には全く分かりません。なのであまり期待しないで訪れました。

u-moa.jp

マグリットカンディンスキー、クレー、シャガール。ああ、全然分からないさ!

そんな中、私が物凄く惹かれた作品がありました。高橋由一「中洲月夜の図」です。

bunka.nii.ac.jp

これ、画像検索して出てくるどれを見ても全然違うものだと断言します。実物は物凄く暗いです、暗いというか黒い。もう何も見えないぐらい黒い。目を凝らさないと何が描かれているのか全然分かりません。月もそれほど光ってない。しかも川面に映る月を船で遮ってる!何の意図があってこれを描いたのか全然理解できない!しかもこれ1878年の作品ですから明治11年なんですよ。もうね、高橋由一、とんでもないっすわ!!

そしてこの作品の近くにシャガールの作品があるんですよ。すげぇ色彩!お陰でシャガールの良さが何となく分かってしまいましたわ。

 

そんな訳で毎回恒例の「ポストカード3枚買う」シリーズです。分かってはいましたが残念ながら高橋由一の作品はありませんでした。

マイク・シャガール 「緑、赤、青の恋人たち(街の上で)」

ワイリー・カンディンスキー 「三つの星」

米陀寛 「風」

マグリットも無かったのよね。仕方なく意味は分からないけどとりあえずカンディンスキーの作品かっておきました。ああ、全く意味が分からないよ。だったら他の作品のものを買えばいいじゃない、って思うでしょうが、そもそもポストカードが全然売ってなかったんですよ。売り切れていたのか元々品揃えが悪いのか。

次回訪れた時の楽しみにしておきます。

 

宇都宮美術館、思った通り現代アート寄りであまり私には分からない作品が多かったのですが、たった一点、高橋由一の作品に出会えたことで最高の体験が出来ました。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 汐見夏衛

何かの媒体で泣ける作品だと知ったので興味本位で購入しました。帯で「特攻隊員」の単語を見て泣けるに決まってるやんと思いながらも、今の若い人は存在さえ知らない人が多いのかもしれない、と歳を重ねたおっさんは複雑な思いで読みました。

novema.jp

親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。

偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ運命だった――。

のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。涙なくしては読めない、怒濤のラストは圧巻!

アラフィフのオッサンである私ですが戦争体験がありません。そして親の世代も戦後生まれなので戦争経験がありません。しかし、祖父祖母は違います。思いっきり戦時下を生き抜いた世代です。ましてや祖父や大叔父は大陸で従軍しておりました。

幼少の頃、親族の墓参りで見様見真似で墓石に水を掛けていた時、その墓石に見慣れないカタカナが刻まれていました。父に聞いたらその方が無くなった地名だと教えてくれました。地名がカタカナって外国なんだぁ、とその当時はその程度の認識しかありませんでした。小学生になり本が読めるようになったころ、写真が多かったので祖父の持つ太平洋戦争関連の書物を眺めていたら、そのカタカナの文字列が出てきて驚きました。

ミッドウェーって。海戦って。

もしかすると人生で一番最初に嵌まったジャンルなのかもなぁ。大和や武蔵は勿論の事、飛龍とか瑞鶴とか出てくる名詞も格好良くてね。プラモデルを買って風呂で浮かべて遊んだ記憶もあります。そして何より、その戦争を体験した人達がたくさんいたので当時の話を聞きまくってました。今思えば嫌な小学生だったかもな。

そんな私なので一般人よりも詳しいと思います。

ましてや俺数年前に終戦記念日靖国神社行ってるしな!そこで若くして亡くなった彼らの家族への最後の手紙を読んで腰が抜けるほど号泣したからな!国のために亡くなった彼らの顔写真が飾られている部屋で、ああ、ここに親族もいるのだな、地元の慰霊碑に書かれていた人達もここに記録されているのだな、と分かっただけでも涙が止まらなかったです。

 

だから、なのかな、この作品を読んでも微塵も泣けなかったのは。

王道過ぎるというか擦り過ぎた題材だからというか。主人公が中学二年生ってのも幼過ぎるし、展開が都合よすぎるし、主人公が居た土地も描写が少なくてモヤモヤするし。

ただ、今の若い人がこんな時代が日本にもあったんだよ、そんな昔の話じゃないんだよ、って分かってもらえれば、そして興味を持って貰えたら、おじさんは嬉しいです。

 

ちなみに。私は靖国神社が右翼の総本山で戦争を美化し好戦的で戦争を望んでる人達が行くところだと思っておりました。そう思ってる人こそ行って欲しいです。遊就館に行ったら心の底から戦争を憎むようになるから。あそこに行く人ほど二度と戦争を起こしてはいけないって思うから。今度こそ守ろうと思うから。

2022年にあそんだソフトを振り返りながら、自分の現状を鑑みる

毎年任天堂がその年に遊んだゲームを集計してくれるサービスがございます。

topics.nintendo.co.jp

昨年はこれを元に記事を書こうと思ってるうちに期限が切れちゃったのよね。その反省を踏まえ、その年の内に書き残しておこう!と思ったのですが気が付いたらもう大晦日、慌ててキーボードを叩いております(現在進行形)。

 

2022年もっとも遊んだソフトはこちらです。

ゼノブレイド3はガッツリとプレイしました。個人的にストーリーは今一つなのですがRPGとしては最高の経験が出来ました。ドラクエやFFに嵌まってた頃を思い出すことが出来ました。もっと先が知りたい。もっと知らない場所に行きたい。もっと強くなりたい。不満点はそこそこありましたが、それを凌駕する楽しさを得ることが出来た素晴らしい作品でした。DLCも購入済みなのですが、あまり楽しんでないかも。

スプラトゥーン3も発売後はかなりの時間を費やしました。が、ガチマッチのランクがSになったあたりで全く勝てなくなり、そこが私の限界点であることが分かってしまいました。サーモンランも難しく爽快感があまり得られな仕様になっており、気が付いたら全く起動しなくなってたなぁ。今は調整が入ってるようなので、その内復活すると思われます。

トライングルストラテジーですが、1週目をクリアして飽きました。2周目レベル引継ぎで楽勝かと思ったら敵も合わせて強くなってるんだもの。私には難易度が高すぎましたね、この仕様を知り私は心が折れました。そもそも戦闘に爽快感が無いのがなぁ。単純に私には合いませんでした。

 

3年以上遊んでるソフトは以下の通りです。

パズルゲームしかも落ちゲーばかり!ちょっとの時間でサクッと楽しめるので気が付くと起動しちゃってるのよね。で気が付いたら全然ちょっとの時間じゃなかったりするのですが。

 

2022年で一番楽しんだソフトは自分で選ぶのですが、私はこの作品を選びました。

齢48歳にしてほぼ初めてのポケットモンスターでしたが、これほど面白いシリーズだっったとは!と驚いております。調べるに過去作を全部嗜んでいる古参ユーザーもSVを称賛する方々が多いようですね。正直言うとマップの出来やロード時間や戦闘の店舗の悪さ等々不満点が多々ありますが、それらを軽く吹き飛ばす楽しさに毎日どっぷりとこの世界に入り込んでおりました。ああ、ポケモンってこんなに楽しかったんだなぁ。

 

分析結果は以下の通りです。

ゼノブレイド3とポケモンSVに引っ張れれてる結果ですね。アクションとシューティングはスプラトゥーン3なのかなぁ。ちょっとわかりません。

 

ちなみにSteamでも同じようなサービスがありましたので貼っておきますね。

って2作品しかプレイしてないんだけどな!XCOM2をプレイしていたのは今年だったのか。名作と言われるだけあって本当に楽しくプレイしてました。MODの存在が大きいことをこの作品で知りました。PCで販売してるならスイッチ版じゃなくてPC版でプレイした方がいいんじゃね?とさえ思ったもんなぁ。PC版の方が安い場合が多いしね。

 

そんな訳で、任天堂とSteamのサービスを用いて2022年のゲーム状況を振り返ってみました。

興味の対象が増え続ける私でもゲームはこれからもずっとプレイしていくと思っておりました。しかし、ゲームをプレイする時間が中々確保できなくなってしまい、その興味の熱量が自分でも驚くほど冷めております。

山田五郎Youtubeで絵画に目覚めてしまったこともあるし、いわきFCやワールドカップでサッカー熱が再燃したこともあるし、武術や格闘技に興味を持ってしまった事もあるし、ジムに通うようになったこともあるし。

齢48歳、とっくに折り返した人生、躊躇しているうちに動けなくなってしまうその前に、無理にでも動こうと藻掻いております。もう格好つける歳じゃねーわな。

2023年はさらに藻掻いて新しい事にチャレンジしていこうと思っております。ってゼルダの新作が5月に出るんだった。またゲーム熱が再燃しそうだな!

www.nintendo.co.jp