鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

陰と陽 歩み続けるジークンドー 石井東吾

今までこのブログに書き残しておいた読後の本は主にライトノベルやミステリー、たまに教養系などが入り込んできますが、今回のこの本は全く別ベクトルからのチョイスなんです。多くの方は作者も知らなければそのジャンルさえ知らないと思います。しかし私は、彼のお陰で、というか彼のせいで、武術が好きだったことを思い出させてくれました。

hon.gakken.jp

ジークンドー石井東吾の知られざる面、真の姿が明らかに。
ブルース・リーが創始した武術/哲学を修行し実践する武術家の半生を、自らの書き下ろしで綴る初の書籍。

自身のライフストーリーに、ジークンドーの技術と哲学両側面の一端を織り交ぜ、パブリックイメージの“陽”の顔を覆す、石井東吾を形成するもう一方の“陰”の要素にフォーカス。
著名写真家や精鋭クリエイター達とのセッションで表現した、ジークンドーをアートとして捉えたグラビアも多数掲載。

ひとりの武術家の登場で突如脚光を浴び、注目を集め続けるジークンドー
身体能力はごく普通、格闘技経験の無い小柄な人間がジークンドー・インストラクターとなり、名だたるトップファイター達をはじめ武道・武術・格闘技ファンから、芸能・音楽・クリエイター等を含む多方面にわたるジャンルのフォロワーまで広く知られる存在になり得たその背景とは。
ジークンドー修行の道程から体得した技術や身体操作の成り立ち、パラレルワーク、マインドセット(心の在り方)、自己実現力の秘訣など、武術家/ひとりの人間としての軌跡が、己と対峙したリアルな筆致で記される。
写真家HIRO KIMURAによるメインビジュアルおよび巻頭・巻末グラビアや、スタイリストTEPPEIによるクリエイティブ・コンテンツが巻中グラビアに、そしてアートディレクター石井勇一が装丁およびブックデザインを手掛け、一流クリエイター陣とのコンセプチュアルなアートワークも展開。
受け手それぞれの解釈で各々のライフワークや生き方にインスピレーションを与える、人生を切り拓くエッセンスが詰まった1冊。

まずジークンドーを知ってる方がいないでしょうね。

截拳道 - Wikipedia

截拳道ジークンドー、中国語: 截拳道、粤拼: Zit6 Kyun4 Dou6)は、武道家ブルース・リーが開発した武術、哲学。武術のみならず、人間としての生き方を表す思想である。英語ではJeet Kune Do、Jeet kwun daoと書く(広東語発音を英語に当てた表記)。

ブルース・リーですよブルース・リー。そして我々団塊ジュニアは彼も忘れてはならない存在なんです。

https://vc.sega.jp/vc_vf2/face_jacky.jpg

ゲーセンで大流行した格闘ゲームバーチャファイター2のキャラクターであるジャッキーです。彼がジークンドー使いなんです。

なのでそのワードは知ってました。しかし、実際にその武術を見たことはありません。映画の中のブルース・リーだけ。実存してるのか分からなかったし、そもそもそこまで興味が無かったのかもしれません。

しかしこのご時世、その存在さえ有るのか無いのか分からない武術がYoutubeで見ることが出来るんですよ!しかもこのムーブはここ2~3年の出来事なんです。そのきっかけとなった動画がこちらです。

youtu.be

総合格闘家の谷地祐介が格闘漫画バギに出てくる技の寸勁を実際にやってみる動画をYoutubeに上げたのを見て、「私の師匠が出来ますよ!」と弟子が連絡したことがきっかけでこの動画が誕生しました。

この動画が衝撃的だったのか、その後この谷地祐介のチャンネルでは本物の武術家が多数出てきます。それをみて「そうだ俺武術好きだったんだわ」とYoutubeでそれ系の動画を貪っているうちに、八極拳マスター宮平保の存在を知り、完全に嵌まってしまいました。

 

ただでさえ興味を持つ対象が多すぎる状況下でさらに増やしてしまったきっかけを作ってくれた石井東吾の著書がこの本です。きっかけをくれた方でもあり、彼のYoutubeチャンネルを楽しく見ていることもあり、お世話になってる方に少しでもお金が渡ればいいかなぁと思い購入しました。

内容としては石井東吾なる方の半生が書かれております。興味の無い方は何も面白くないでしょうが、彼のファンでありYoutubeを見ていた私にとってはかなり衝撃的な内容でした。まさかサラリーマンを続けながらジークンドーの修行をしてアメリカ行ったり道場が群馬や東京にあってそこで教えていてたり、さらにYoutubeもやっているんだぜ?ちょっと信じられませんでした。しかも読んでるとサラリーマンとしても優秀なのよね。大体文章も簡潔で読みやすいし。武術の達人ってその生き方もとんでもない方が多いのよね。だから達人になれた、って事でもあるのかも。

 

この歳になって武術が好きだったことを思い出させてくれて本当に感謝しかありません。だって本当に俺空手道場に通おうかと思ってるんだもの。あと買い物でよく通る雀の宮で八極拳って書いてある看板見つけて驚いたわ。本当に教えてくれるのかなぁ。バーチャファイターをプレイしていた人間にとって八極拳は本当に痺れる。下の動画の冒頭で肘で攻撃してるのですが、もうね、本当にあったんだこの技!って興奮したわ。

youtu.be

空手は勿論の事ジークンドー八極拳躰道合気道ステマ等々、これらをタダでその動きを見ることが出来るって本当に良い時代になったなぁ。そのきっかけを作ってくれた谷地さんと石井さんには本当に感謝しかありません。

もし石井東吾なる人物に興味を持たれましたら是非読んでみて下さい。サラリーマンを続けながらその域に達するって本当に凄い。そして自分を鑑みて凹む。