鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

愛すべき神のようなクソアニメを10本紹介します

田村淳が名作と言われているアニメを視聴しているのですが、その話題がまとまっておりました。

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これを「無菌室」と表現した人は才能がありますね。若干『ゾンビランドサガ』に雑菌が混じってる気がしないでもないのですが。

それに対してクソアニメ愛好家が「んじゃ俺はなんなんだ」という気持ちも分かります。実は私も元クソアニメ愛好家だったんです!って「元」って付いているのは、今アニメを消化する時間が無いからです。ってゲームばかりやってるからなんですけどね。

ちなみに「クソアニメ」の定義が難しいのですが、私の中では作画崩壊ぐらいじゃその域に達することが出来ません。脚本、演出、声優の演技力、その他諸々全てを鑑みて判断しております。ガンダムだって北斗の拳だって作画崩壊しまくってたんだもの。今の人は騒ぎ過ぎだよ(初老感

そんな私がオススメする愛すべきクソアニメを紹介していきます。

聖剣使いの禁呪詠唱


TVアニメ「聖剣使いの禁呪詠唱」本編PV

まさしくキングオブクソアニメ。低予算を逆に利用したとしか思えない演出や作画に、我々クソアニメ愛好家の中ではNO.1と謳われている傑作です。

脚本も、敵が強い!ピンチだ!って時に主人公が前世の記憶を思い出してパワーアップして倒すという安直な技法を毎回使用するというお粗末ぶり。その時の主人公の台詞「思い出した」は一部界隈で流行しました。

最終回の作画崩壊ももしかしてこれわざとやってるんじゃね?ってレベルで狙ってるとしか思えませんでした。

私の中では毎回毎回笑いっぱなしで視聴できた最高の作品です。綴る!

キルミーベイベー


キルミーベイベー 新作PV

1話を見たとき、時間ってこんなに感じ方が変わるんだな、と悟りに近い状態になったことを覚えております。やっと見終わったと思ったらまだ半分だった時の絶望感はこの作品と『けものフレンズ』の1話でしか体感したことがありません。『けものフレンズ』は2話以降加速度的に面白さを増していきますが、キルミーベイベーは5話ぐらいまで苦行が続きました。

なんで見続けているのだろうか?と疑問に思いながらもなぜか毎週見てしまう状態が続いておりましたが、いつからだろう、何が変わったのだろう、終盤に向けて面白さを感じてきた私がおりました。最終回では終わってしまう寂しさを感じていたぐらいの嵌まりっぷり。

一部界隈ではクソアニメというより名作だと評価されているこの作品、興味が湧いた方は是非視聴してみてください。私はオススメしませんけどね。

R-15


「R-15」どきどき☆先行予告映像

生徒全員が何かしらの天才という学校を舞台にしたのに、主人公が官能小説の天才という、何故そうしたのか意味が分からない設定のクソっぷりにワクワクして視聴してました。

エロに全振りなはずなのですが、作画が残念&キャラデザが全然エロくない&そもそもキャラクターに魅力が無い等々、全くエロくないという残念っぷり。んじゃあ何が残るの?って清々しいほど何もありませんでした。声優もこの作品がデビューなのか棒読みキャラばかりで逆に新鮮でした。

このまま箸にも棒にも掛からないツマンネー作品かと諦めかけていた最終回で爆発しました!

みんな真顔で「クチュクチュ」「ヌルヌル」と歌ってます、なんだこれ。なんだこれ!まさか最終回でこの作品が伝説になるなんて!当時の私は「最高だ!最高のクソアニメだ!」と興奮したものです。

ただ、残念なことに殆どの同士が途中で脱落していったので、この伝説をリアルタイムで視聴した猛者は世界でも相当少ない筈です。クソアニメで検索してもこの作品が出てこないのは、誰も見てなかったという悲しい事実。

しかし、真のクソアニメ愛好家はこういうのがあるから、ツマンネー作品だと思っても最終回まで見続けるものなのです。

ちなみにいまだにEDを聞いてしまいます。なんだろう、これが愛なのか。


R-15 ED 「HIRAMEKI!ピース(≧▽≦)v」

アキカン!


アキカン!

主人公役の福山潤ルルーシュで全盛期だったころに始まったこの作品ですが、作画・演出、すべてにおいてレベルが低く、当初は彼の声を聴くためだけに存在してたようなものでした。

最初は見ていて苦痛でしたが、こんな作品でも福山潤が全力で演技しているので、それなりに見続けられました。意外とストーリーもそこそこ面白かったのよね。

そして、その苦労が実ります。11話でいきなり作画のクオリティが格段に上がるんです。今まで本当に酷い作画を目の当たりにしていたので、11話が始まった瞬間に「なんだこれ?別作品?え?劇場版?!」と度肝を抜かれました。もしかしてこのエピソードのために今まで低予算で駆け抜けたのか?と思うぐらいの変わりように、一部界隈では大フィーバーが起きました。

やはり最終回まで見ないと作品を語ってはいけない、そう確信した作品の一つとなりました。

興味がある方はこちらで1話を見てください。本当につまんないから。

 AMNESIA(アムネシア)


アニメ『AMNESIA』PV(放送直前版)

乙女ゲー原作のアニメ化。私、乙女ゲーでも少女漫画原作でも何でも嗜みます、はい。

かなり人気作品のアニメ化と知り楽しみにしていました。PVでも流れてますが、OPがすげぇカッコよくて今でも聞いてます。

で、見てみたらなんともまた不思議な世界観でして。主人公の女の子、なんで記憶喪失なのにバイトに行くんだよ、つか男どもの服装はなんなんだよ、その男どもにまともな奴がいねぇ!

主人公に主体性がないのはゲームが原作だからなのか。セリフも「あ」とか「え」ばっかり。そして主人公が死にまくります。そしてループする。お陰で独特の世界観でなんとも言えない雰囲気な作品となっております。

ブラスレイター


BLASSREITER (ブラスレイター) PV

監督は板野サーカスでおなじみ板野一郎!シリーズ構成が虚淵玄チーフライター小林靖子!今思えばすげぇ面子だったんだなぁ。でも私は感じていたんです、そこはかとなく漂うクソアニメ臭を。だって制作会社がGONZOだったんだもの。

途中まで、というか最終回まで傑作だと思って見てました。この風呂敷をどう畳むのだろうか?とワクワクしてましたが、主人公が「俺はお前の力を凌駕した」とか言いながら倒されたけどなんだか分からないうちに終わってました。

最終回で今までの積み重ねを台無しにしたパターンなのですが、一周回って「なんかすげぇ!」と思ってしまった私がおりました。最終回の後、この「凌駕した」が一部界隈で流行しましたが、いまだに私の中でトラウマに近いワードとなっております。

この作品のお陰で虚淵脚本の『魔法少女まどかマギカ』を最後まで緊張感をもって視聴することが出来ました。ある意味まどかも凌駕してるんだけどさ。

帰宅部活動記録


Kitakubu Katsudou Kiroku op@sakiri

作画の乱れや声優の棒読み感が半端なかった作品。内容もいわゆる日常系でセールス的にも壊滅的、OPもずっこけそうな下手さだし、箸にも棒にも引っ掛からないクソアニメ以下の評価を受けております。

しかし、私はこの作品の空気感が大好きなんです。声優の棒読みも含めてすべてが愛おしい世界になってしまったんです。

そして伝説のしりとり回!詳しくはこちらの方の解説を読んでください。

私の中で「雰囲気は好きだけどあまり面白くないアニメ」だった作品が、この回を経て「今期NO.1作品」に昇格いたしました。

売上的に酷い結果になったようで、さらにクソアニメの烙印を押されているようですが、私は単純にこの作品を愛しております。正直言うとクソアニメとも思ってません。

BLOOD-C


Blood-C Trailer/PV HD

制作Production I.G!監督水島努!キャラ原案CLAMP!人気シリーズ「BLOOD」の新作!と絶対に面白くない訳が無い圧倒的な布陣にもかかわらず、思ってなかった方向へ全力で暴走し視聴者を置いてけぼりにした画期的な作品です。

グロい描写で笑いを取りに来るスタイルに唖然と致しましたが、これは水島監督が苦肉の策で捻り出したものではないかと勘繰っております。とにかく脚本がシナリオが物語が面白くないんです。本当に酷い。私は逆にこの酷さが楽しみになってしまい、最終話まで完走することが出来ました。

この作品、あまりの酷さに最後まで見続けた猛者も多いと思いますが、何を考えたのか誰が決断したのか劇場版まで作りやがりました。


劇場版『BLOOD-C The Last Dark』ロングバージョンPV

調べたところ、最初からそのような企画だったようですね。「人気が無いのに分割2クール」のもっと地獄版ですね。誰も見ないの分かってるのにお金をつぎ込んで作らなくてはならないという。

ちなみに私は劇場版も映画館で観ましたから!劇場版は出来も良いし素晴らしいんですよ!でもね、それはTV版を見た前提なんですよ。あれを人におすすめすることが私にはできない・・・!でも劇場版は見て欲しい・・・!いや、見ないでいいや。

ガリレイドンナ


Galilei Donna

何が悪かったのだろうか?とにかくキャラクターデザインが素晴らしく、監督の梅津さんが可愛く動かし、シナリオも悪くなかった。ただ、全体的にまとまりが無く詰め込んだ感があり、何よりすべてにおいて中途半端でした。様々な事情があったのでしょうが、もしかすると監督の梅津さんがまとめられなかったのかなぁと。この作品以降監督やってないしね。

作品として非常に評判が悪いのですが、私はなんだかんだ楽しめました。何より梅津さんの女性を可愛らしく描く能力は本当に素晴らしい!

今でもEDは記憶にこびり付いております。エロい。やはり梅津さんは天才だ。

ファンタジスタドール


「ファンタジスタドール」PV

コードギアスの谷口さんが立案したってだけで期待していたのですが、蓋を開けてみたらただの少女向けアニメだった、と思ったのだけれども何だか違和感が半端ない不思議な作風に気が付き始めました。仲間の女の子たちに一人だけどう見ても年齢が高い人がいるし。というか「いやいやおかしいだろそれは」って場面が散りばめられてるというか。

「この作品はこう楽しむのか」とやっと理解できたのが伝説の7話です。

http://tn.smilevideo.jp/smile?i=21680028.L

1話から見続けてきた私でさえ、このシーンを見たとき「あれ?俺は何のアニメを見てたんだっけ?」と脳が混乱を起こし思考停止状態になりました。それからはこの作品の虜になりました。 

いまでもEDのカップリングだった「いつもみんな一緒」を聞いているのは鹿沼では私だけでしょう。

 

いかがだったでしょうか、私が厳選した10本の作品は。

有名どころもありますが、出来るだけ「クソアニメ」で検索しても出てこないものを選んでみました。そしてなにより、大好きな作品であることを大前提にしております。

興味のある方は是非ご視聴してください。私はおすすめしませんけどね!