子供が生まれてから涙もろくなったtoriidです。
ランドセル背負った子供が下校している姿を見るだけで涙ぐみそうになるぐらい、何かが変わったというか壊れたというか、寧ろ今まで泣かなかったんだなと思うぐらい、何するにも泣いてしまいます。
テレビや映画でも泣いてしまう自分を知り驚いている嫌いなのですが、そんな私にこの記事が目に付きました。
最近泣きまくってる私が紹介するぜ!と思ったのですが、思いつかないんです、たった一つの作品しか思いつかないんです。
映画「この世界の片隅に」です。
太平洋戦争前後の広島県に住む少女の物語、の説明だけでもう泣きそうな私です。
ですが、基本的にこの作品はほんわか笑えるテイストなんですよ、なんですが、時代がそれを許さない感じで進んでいくんです、そこが私の胸を締め付ける。
1回目見たときは、空襲の爆発音で泣きました。
2回目は、冒頭の広島市内のクリスマスシーンで泣きました、今は平和公園の場所なんですよ、つまり爆心地、知ってから見ると辛くて仕方がありません、映ってる人殆ど原爆で死んでますからね。
3回目は、自分でも笑ってしまったのですが、始まる前に泣いてました、どんだけだよ。
そして4回目、隣に我が子がいたので耐えました、が、やはり空襲のシーンで決壊しました。
今まで幾多の戦争映画を見てきましたが、この映画のあのシーン程恐ろしいと感じたことはありませんでした。
ただ単に今までの私が無知なだけだった可能性がございますが。
いくら防空壕、地下でもね、その上に爆弾が落ちてきたらさ、音とか振動とかすごい訳で、崩れるかも?って不安もそりゃすごいですよね、実際崩れて生き埋めになって死んだ人も多数いたようですし。
私はそれを想像できなかったんですね、この作品を見るまでは。
あんな思いを女子供にさせたくありません、死ぬのは、苦しむのは、嫌な思いをするのは男だけでいいんです、と今の時代ではこういう事も言ってはいけないのかなぁ。
女子供が笑って旦那の悪口や言ったり宿題やってなくて怒られたり靴下がひっくり返ったままだと苦言を呈したり友達とゲームしたり下校時に物差しで背の高い雑草を薙いでみたりまた太ってしまったと後悔してみたり。
今まで普通だったこと、もしかするとなんだよメンドクセー的なことが、それこそが平和の証なんだと、あの頃の人達が命懸けで夢見たことなんだと、思ってしまったんですよね。
それからですよ、ただでさえ涙もろくなってたのに、さらに涙腺崩壊状態になってしまったのは。
調べたら、親族に若くして戦争で亡くなった方が私にもおりました。
どういう思いで亡くなったのかはわかりません。
でも、その方々に申し訳ない生き方はしないようにと思いました。