鹿沼の隅っちょから

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そうだ、病院へ行こう

耳鼻科が怖かったんです。

小学生の時、鼻水等を吸う器具が、鼻の奥の壁にあたり、激痛と涙と鼻水が襲ってきて以来、歯医者よりも怖い場所になっていたんです。

あれから30年。

慢性鼻炎なのか常に鼻水が詰まってる感覚のまま生きてきたのですが、厄年を越えたおっさんが何を恐れているのだ、と決断して耳鼻科へ行きました。

 

お医者さんが鼻の穴から見た後に、レントゲンを撮り、その結果を見て言いました。

「鼻の骨が曲がってる」って。

鼻中隔湾曲症とのことでした。鼻の穴の真ん中にある仕切り板のような軟骨がS字に曲がってるそうです。そうです、というかレントゲンの画像を見たら笑ってしまうぐらい鼻の中でSの字が見えました。なんだこれ。

 

お医者さんが状況を説明してくれました。

・右の穴は骨のせいでかなり狭い

・左の穴は外の骨が成長して張り出してる

・粘膜が肥大化してるので左の穴もかなり狭い

 

「殆ど鼻で呼吸をしてなかったのではないでしょうか」

365日鼻詰まり状態だったので確かにしてなかったのかも。

「満足に睡眠がとれてなかった可能性があります」

いびきが酷く、無呼吸症候群だった可能性もあります。さらに、寝てるとき口で呼吸していたから涎は垂らすし喉がカラカラになっていたのか。長年の謎が解けました。

「頭痛やくしゃみなどで悩んでいませんでしたか?吐き気とか」

30年もこの状態で生きてきてこれがデフォルトだと思っていたので正常な健康状態と比較できないことに恐怖を覚えました。もしかして、他の人はもっと心地よく生きているのか?あと温度変化によるものなのか風呂あがりにくしゃみが止まらなくなってましたが、まさかそれさえも鼻のせいだったなんて!

鼻中隔湾曲症は別に珍しい症状ではないそうですが、お医者さんは鼻の穴を見た瞬間に手術が必要だとわかったぐらい酷い症状だと説明してくれました。

「手術した方がよろしいと思います」

40年生きてきて、手術も入院もしたことがありませんでした。その場での決断は出来ませんでした。

 勇気を出して耳鼻科に行ったのに、さらなる困難が待ち受けておりました。いや、逃げてたからこのような状況になったのでしょう。いつかこの試練には立ち向かわなければならなかったのでしょう。そう捉え、決断しました、手術をすると。

 

結論から書きますと、あれから数年後、鼻で呼吸ができる元気なおっさんの姿がございました。鼻の軟骨を切除し、骨を削り、肥大化した粘膜を削り、鼻水が出る神経を切断し、やっと健康な人と同じ呼吸をすることができるようになったんです。

しかし、悲しいかな、40年近く口でしか呼吸してなかったのでうまく鼻で呼吸ができません。また、いびきも治ってません。そして、どうも頭痛とか吐き気とか無かったようで別段快適になった気がしません。

ただ、睡眠の質は格段に向上しました。びっくりするぐらい深く寝ることができております。これが普通であり、今までできなかったことが異常だった訳です。そう考えると本当に恐ろしいです。

 

当たり前のことなのですが、今となっては病気は病院でしか治せません。

痛かったり辛かったり生活に支障をきたしたりする症状がある場合は自分で勝手に判断せずまず病院に行く、こんな当たり前で簡単なことを実行しなかったがために長い間不具合を抱えたまま生きてきたのです。

それを認識できただけでも、あの時決断して本当に良かったと思っております。

決断した後、様々な病院へ行きお医者さんに診てもらいました。そして、その度に新事実が発覚し、さらなる不具合との戦いが始まるのですがそれはまた別の話。