ニンテンドースイッチのゲーム『ニンジン:クラッシュ・オブ・キャロット』はひたすら右へ走りながら敵を倒していくアクションゲームだけど爽快感が無く終盤になるにつれストレスが溜まるギミックの数々にウンザリした勿体ない作品だったよ!
配信日 2019年4月25日
メーカー アークシステムワークス
ジャンル アクション
価格 1,528円
HPに「ハイスピードニンジャ疾走アクション」なんて書いてあるから爽快なアクションゲームかと思いきや、敵が固かったりいやらしい攻撃してきたりイライラするギミックがあったりと、「思ったのと違う」と残念な作品でした。
面白さ
ハイスピードで駆け抜けながら敵をバッタバッタと切っていく爽快アクションゲームだと思ってたんです。興味があったので体験版をプレイしたのですが、全然爽快じゃないんです。
・敵が固いので何回も攻撃しないと倒せない
・後ろから頻繁に攻撃される
・ホーミング弾のようないやらしい飛び道具攻撃される
・攻撃すると自爆する敵キャラがいる
・動きを制限されるギミックが出てくる
・攻撃を制限されるギミックが出てくる
難易度の上げ方が安直なんですよ。バランスとかそういう次元じゃないんです。
ラスト付近なんて攻撃制限された状態で真ん中に触れたらダメージを喰らうビームがずーっとある、そんな苦痛の何でもないシーンがあったりするんですよ?
終盤当たりで「これ、楽しいか?楽しいと思って作ったのか製作者は?」とイライラしながらクリアまでプレイしました。
面白さってなんでしょうか。ある程度のストレスを抜けたときの快感だったりするのでしょうか。もしそうならば、この作品からはそんなもの得られません。
HP制でゼロになってもペナルティはありません。何回でもチャレンジできますが、お金が稼げたところで強い武器が手に入るわけでもなく、レベルが上がるわけでもなく、ただただ延々と同じステージに挑み続けるだけなんです。救済措置無し。
武器も徐々に強いものが手に入るわけでもなく、寧ろ敵が落とす宝箱に入ってる武器の方が強かったりするし、
どういう考えでこんな設定にしたのでしょうか。意味が分かりません。
新しい敵キャラが出てくるたびにカットインが入りますが、
何か説明がある訳でもなく、ただこの画像が出てくるだけです。なんだこれ?意味が分かりません。
ボスを倒すとYボタン連打するように促されますが、別に失敗とか無いし、ただただ面倒な作業としか思えませんでした。
ステージも一見分岐がありそうに見えますが、思いっきり一本道です。
と悪い点ばかり書き続けてしまいましたが、良いところもあるんですよ。
デザインは好きです。海外の作品とは思えないぐらい日本人にもしっくりきます。
翻訳もかなり力が入ってると感じました。
ゲーム性をもう少し煮詰めれば面白くなる作品だったのではないか?と思わずにはいられませんでした。
操作性
特に問題はありません。個人的には右スティックで飛び道具を打つのに苦労しました。思ってる方向へ飛んでいかないのよね。
グラフィック
デザインとしては私好みです。
サウンド
マップ画面の音楽が耳から離れません。が、特に良かった訳でもなく悪かった訳でもありません。
敵を切りつけるときのSEはまあまあ気持ち良かったかも。
リプレイ性
各ステージごとに評価されますのです、そこを極めることもできると思いますが、私はやりませんでした。
感想
悪い事ばかり書きましたが、良い部分が一つも無ければクリアまでプレイしません。良い部分もあるんです。ボス戦も楽しかったりするものあるんですよ。弾を避けながら近づいて行って切りまくる!みたいな。
でも全体的にゲームバランスが雑で爽快感が無く、寧ろストレスを感じ続けながらプレイしておりました。本当に「思ってるのと違う」ゲームでした。
実は体験版でそのあたりは分かっていたのですが、微妙に聞こえてくるそこそこの評価とセールでかなりお安くなっていたのが重なって購入してしまいました。体験版の先までいけば爽快感が得られるのかもなぁ、なんてプレイしたんですけどね、無かったよ。
オススメはしません。
評価
良い点
・デザイン
・日本語訳
・クソゲーってほどでも無い
悪い点
・爽快感ゼロ
・救済策無し
・ストレスしか感じないギミック
評価
・3/10
もう少し練り込めば面白くなった可能性は感じるんですよ。なんか勿体ない作品です。