角川文庫が思い切ったサービスを始めました。
月額760円で読み放題!ラインナップも出し惜しみなく殆どの作品が読めるんじゃないでしょうか。一時期月に10冊以上読んでいた私のような者にとっては夢のようなサービスです。
これを機に読書量をある程度戻そうかな、なんて思ったのですが、いろいろ考えて断念しました。
このサービスには私にとって一つ問題があるんです。
スマホだと読みにくい。
タブレットだと重い。
デスクトップPCだと読む気になれない。
昭和の人間だと笑ってください。どうしても読書するのに媒体が紙じゃないと駄目なんです。一時期スマホでチャレンジしたのですが、どうにもイライラしてしまって集中できなかったんです。
画面が大きければ何とかなるかもしれないとタブレットでチャレンジいたしましたが、寝っ転がって読むのには重くて断念しました。
PCのだと寝っ転がれないのでそもそも駄目でした。
そして何より、収集癖のある私は物理的に所有したいんです。今でも塩野七生『ローマ人の物語』や北方謙三の『三國志』等ハードカバーで所有しております。佐藤賢一も米澤穂信も青柳碧人も文庫ですが手元にあります。乙一や大好きなライトノベル作品も処分せずに保管しております。
とは言いつつも。
やはり時代の流れに無理してでも付いて行かないとならないとオッサンは思っております。とりあえず青空文庫から慣れていこう、とアプリを落としてみました。
ゆくゆくは軽くて大きいタブレットを購入し、電子書籍に移行していきたいなと。そして、サービス終了とともにデータごと抹消されてしまうと悲しい気持ちになるだろう買い切り方式よりも、元々手元にデータが残らないサブスク方式の方が私には精神衛生的に良い気がしております。冒頭読んで合わなかったら違う作品に手を付ければいいしね。
青空文庫のアプリだと左上にページ数が表記されており、意外と「人間失格」がすぐに読み切れそうなので、数日後この角川のサブスクサービスを利用するかどうか判断したいと思います。