大好きな作品の新シリーズとなる今作品ですが、生産系をフューチャーしてるのでまた新鮮な感じで楽しめました。あと表紙にアリスさんが普通にいるのがアニメ組からするとネタバレになるのではないかと心配しております。
サバイバルMMO《ユナイタル・リング》にキリトとアスナ、アリスが挑む!

ソードアート・オンライン21 ユナイタル・リングI (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/12/07
- メディア: 文庫
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あらすじが煽るような感じでかっこいいのに、「パンツ一枚を残すだけとなってしまう」の一文で台無しになってますね、素晴らしい。
今シリーズはデスゲームではないので緩いのは緩いのですが、ゲーム内の死亡で再ログインできなくなる設定によりほどほどの緊張感が生まれており、読んでいて面白さを感じております。
作者のあとがきに書いてありましたが、今ネットゲームでもこのようなサバイバル系のものがあるんですね、ちょっと興味を持ってしまいました。ただ、実際にプレイしたら空腹とかのどの渇きとかメンドクセーってなるんだろうな、と思ったり。
ソードアートオンライン、一般的には所謂「俺ツエー系」だと思われておりますが、最初から読み続けている私からするとあまりそんな印象がないんですよね。GGOの時はキリトさんツエーって感じだったかもしれませんが、全体的に悩んで苦しんでアイディアや奇策で困難を乗り切る印象なんですよね。
ただ、私個人的に「それはずるい」と思う設定がございまして。AIのユイです。
元がプログラムですので、通常のプレイヤーでは知りえない情報を調べて教えてくれたりします。完全にチートです。駄目だろ。
多少の助言程度ならいいのですが、思いっきりこのAIに助けられるし頼りにしまくってます。駄目だろ。
しかし、今シリーズはユイ自身に制限が掛かったので「ほう、作者もバランスを考えたか」と思ったら、言葉が通じないはずのNPCと会話できちゃって剰え仲間にしちゃったりしてるんだぜ?駄目だろ。
俺ツエーじゃないのに俺ツエーだと思わせている最大の要因がこのユイの存在だと思っております。なるべく活躍しないようにバランスを取って欲しいのでしょうがどうでしょうか。
などと苦言を呈しておりますが、なんだかんだ面白いから読み続けている訳でして。
ネットゲームに嵌まった過去を持つ私にはあの頃のバイアスもあり、これからもシリーズを追いかけていくことになると思います。
ちなみに、アリスさんから見たゲームの世界ってどんな感覚なのでしょうか。別次元の世界だと認識するのでしょうか。ゲームとして普通に楽しんでいるようですが、そっちの方に興味があったりします。