鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

あのアニメ『天気の子』がアメリカで大絶賛とか信じられない

この記事の信憑性を疑っております。

https://lwlies.com/wp-content/uploads/2019/08/Weathering-With-You-1108x0-c-default.jpg

見た目が美しいのは分かるんですよ。

大多数のメディアがヴィジュアル面でも絶賛しており、「驚くほど美しく、しかし、感情の希薄な都会を舞台にした叙事詩が始まった瞬間から、雲は単なる自然現象以上の力を放っていた」(インディワイヤー Indie Wire)、「マコト・シンカイのアニメーションは見事だ。とりわけ、ジャングルのような東京と、点在する積乱雲のこの世のものとは思えない内部の描写は圧巻」(ニューヨーク・ポスト New York Post)と書いています。

この感想は理解できます。本当に美しいから。

でもね、肝心の脚本が酷かったんですよこの作品。その部分を評価してるのが信じられないんです。

評論家からのレビューも上々で、アメリカ最大の映画批評サイト「ロッテン・トマト Rotten Tomato」によると93%が高評価。

分母が少ないんじゃねーの?と疑うぐらいのパーセンテージですね。

 

で、よくよくこの記事を読んでみたら、それほど褒めてない事が分かってきました。

特に、本作の裏テーマである地球温暖化問題や希望を失った日本の若者たちの現状を、エンターテインメントに昇華させて魅せる手法を評価する評論家は多く、『ザ・ロサンゼルスタイムズ The Los Angels Times 』のチャールズ・ソロモンはハリウッド大作と比較してこう評価。

「マコト・シンカイは現実世界の複雑な問題を『Weathering with You』というファンタジーに織り込み、我々に考えさえる機会を与えてくれた。莫大なお金をかけて製作される米国のアニメーション作品には欠けている部分だ」

これ、別に褒めてないわ。単純に「アニメの癖に大したもんだわ」って言ってるようなものだし、

ワシントン・ポスト Washington Post』のマークリーバーマンは、『Weathering with You』は『君の名は。』のレベルには及ばないとしながらも、「我々の目の前に横たわる環境問題をオブラートに包むことなく、それでも希望に満ちたエンディングを迎えることで、ある種のメッセージを与えることに成功している」と新海監督に敬意を表しています。

これもあくまでストーリーに環境問題を含めて偉いねぇと言ってるに過ぎないし、下記に至っては、

『AVクラブ AV Club』のノエル・マーリーは本作のメッセージを、「人生をこれから始めようという二人が、私たちが当然と思って過ごしてきた物事に感謝して生きていける未来、例えば晴れた日を単純に喜べる世界へと導いていく物語だ」と要約しました。

一見褒めてるようで褒めたない!ただ要約しただけでした。

 

検証の結果、この記事で疑わしい部分は一つもありませんでした。一見褒めてるようで誰も褒めてなかったわ。

そりゃそうだ。『君の名は』もそうですが、とにかく脚本が酷すぎるんだから。

私は新海誠が大好きです。イースのOPが大好きです。efのOPも大好きです。『秒速5センチメートル』はBD買いました。『言の葉の庭』も大好きです。でも『君の名は』と『天気の子』は頂けません。

次回作は脚本に力を入れてください。もしくは協力者を付けてください。好きなものとしての願いです。

 

蛇足として。

『天気の子』のネタバレありの感想を書こうと思ってたのですが、あまりに作品が酷かったため書く気になれずに断念した記憶があります。

ラストあたりの主人公の手首に残ってた手錠が何かの複線かと思ってたけどそんなこと無かったぜ!

https://lh3.googleusercontent.com/OOXL8nFEqhyHklrWXtHk4xH16BBdui3F8xOzC-VR97z-UfTqEI5wpqMQ-CHwnQxSETHAb7V8OTHnpNOJCXLUFSE1swaDjiY=rw-e365-w600

意味があったのか!