鹿沼の隅っちょから

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たまこラブストーリーを見て欲しい

一時期放映してるほぼすべてのアニメをチェックしていたこの私が、AMAZONプライムで見ることのできる作品で何かおすすめできるものは無いかと調べたら、ありました、ちょっと敷居が高いのですが、間違いなく傑作なんです、『たまこラブストーリー』。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81hIJVPoVJL._SL1500_.jpg

http://tamakolovestory.com/images/introduction/introduction.png


『たまこラブストーリー』ロングPV

深夜に放送していた『たまこマーケット』の続編的位置付けではあるものの、中心的キャラクターだった謎の鳥(デラ・モチマッヅィ)が登場しないため、ギャグ要素が薄めの完全恋愛作品になってます。

『たまこマーケット』ですが、当時の人気は今一つでした。ハルヒらきすたけいおんの頃と比べて京都アニメーションも落ちたもんだわ、みたいな空気でした。

京都アニメーションとしては2作目となるオリジナル作品だったのですが、見ていた私も、キャラクターデザインや演出や作画は素晴らしいけど物語として全然面白くなくて、「原作が無いとダメなのではないか?」と私の中で京都アニメーションという存在の評価を下げておりました。

オリジナル作品って、初っ端がMUNTOさまだったからなぁ。絶望的につまらなかったし。


「空を見上げる少女の瞳に映る世界」 DVD第1巻発売PV

OPとか大好きでしたよ。すべてにおいてクオリティが高かったんですよ。音楽が神前さんだって今知りましたよ。でも、本当に面白くなかったんです。絶望的に。

 

そんな今一つの人気だったオリジナルである『たまこマーケット』の続編が劇場版で制作してると聞いたとき、私は京都アニメーションの経営方針を心配してしまいました。誰が見に行くのか?と。

私が見に行ったんですけどね。

そしてあまりの素晴らしさに多くの人におすすめしてたんですけどね。

 

物語が面白ければ、京都アニメーションですから作画も演出もデザインも素晴らしいわけで、傑作になるんです、それは間違いないんです。

映画にしてもドラマにしてもアニメにしても、脚本が面白くなければ駄目なんです、そこが基本なんです。

そして、この『たまこラブストーリー』は、脚本が素晴らしいんです。そうすれば、後は京アニ、作画演出全てにおいて高いレベルに仕上がってます。

 

完全に恋愛ものです。深夜アニメで放送していた『たまこマーケット』とは別物です。別物だけど出てくる登場人物はそのままなんです。私としては『たまこマーケット』を見てから『たまこラブストーリー』を見て欲しいのですが、1クールも大して面白くない作品を見て欲しい!なんて言えません。一応初見でも楽しめるようにはなってます。でも、100%楽しむにはやはり見ておいた方がいいんだよなぁ。

ここが敷居が高い要因となっております。

 

それでも、私はこの作品を見て欲しいんです。世間の評価があまりにも低すぎて、前々から悲しい気持ちになっておりました。AMAZONプライムに加入している方、無料ですので是非視聴してみてください。こんな作品が存在していたんだな、って記憶に刻んで頂ければ幸いです。

 

ちなみに私は短い予告編の方が好きです。これを見て映画館で観ようと決めましたから。本当に見に行って良かった。


映画『たまこラブストーリー』予告編

 

蛇足として。

この後、京都アニメーションは一切オリジナル作品を制作しなくなりました。私としてはチャレンジしてほしいんですけどね。