地名には由来があり、道が曲がっているのには理由があり、水は坂の下に流れるんです。そこにお地蔵さんがあるのにも理由があり、木が立ち並ぶその道にも歴史があるんです。

例えば地名に「島」が付くところは川と川の間だったりします。「谷」や「川」や「山」はそのままでしょう。「田」が付くところは水田が広がってたのでしょうか。「富士見台」からは富士山が見えます。埼玉県にあるせんげん台駅はおそらく漢字で書くと浅間台であり、浅間とは富士山の事なので富士見台と同じ意味だったりします。
逆に、なんだか爽やかな名前だったりひらがなだったりする地名というか町名は、新しく命名されたものが多く、「台」が付くところは山を削って住宅街を作った場所だったり、とりあえず「みどり」とか「光」とか付ける傾向があります。「丘」とかもそうかな。
んで宇都宮ですが、「陽北」「陽東」「陽南」「陽西」は典型的な新しく住宅地が増えたので新しい町名を作ってみたシリーズです。良いイメージの「陽」を当ててるところが定番中の定番ですね。何故そこに新しい住宅地が増えたのか?田んぼも畑も出来ないましてや住むに適してない土地だったからです。そういうところにしか新しいものは設置できないんですよ。だって空いてないと立てられないんだから。何故空いていたのか?そりゃそれなりに理由があるんですわ。
そういうのが地名を見れば大体見当が付くんです。
この本を読んで驚いたのが六道町ですね。私は完全に勘違いしておりました。
六道ってちょっと齧ってればそれが仏教用語って分かるんです。そしてその六道に焔魔堂があるんだもの、そりゃそれが六道町の由来だと思っちゃいますわ。

六道口?どうもこちらが先みたいです。後から六道焔魔堂が出来てる。
調べたら詳しくこちらに書いてありました。
まさかよく通ってる道が歴史的な由来のある交差点だったなんて!しかもそんな交差点に後なのか先なのか新川が流れるんだからなぁ。
ただのドブ川だと思ってたらまさか二宮金次郎さんが絡んでたなんてなぁ。初めて知った時は驚きましたわ。この川、宇都宮女子高の敷地内に流れてまして、その川を越える橋の名前が操橋って良く出来てるなぁと思ったらそもそも町名が操町で、あれ?どっちが先なの?と考えるだけでニヤニヤ出来る程度に地名が大好きなので、この本は本当に私にとって最高の一冊だったりします。
