私が大好きなマンガ作品に『MASTERキートン』があります。その作品を取り上げた記事がありましたので紹介いたします。
って俺の大嫌いなハフポストだった。元記事はフォーサイトだし書いた人に罪は無いのでまあいいや。
この記事では日本ではあまり報道されないイギリスのEU離脱で迷走している要因の一つとして北アイルランドの問題を取り上げており、それを知るには『MASTERキートン』がおすすめです、と買いてあります。
私も同意見です。
IRAが何なのか。なぜテロが起きたのか。全く知らなかった私に知識を与えてくれたのは『MASTERキートン』でした。ただし、それだけじゃないんです。近現代の世界情勢を教えてくれたといっても過言ではありません。そして、現在は過去と繋がっていることを嫌というほど教えてくれました。今だけ知っても理解できないんです。過去を、気が遠くなるほどの過去から今までの流れを知らないと、現在を知ることはできないんです。
私は子供のころ、フォークランド紛争がありました。何がどこと何故争っていたのか殆ど理解できてませんでした。ただ、イギリスの王室関係者が軍人として従軍してるというニュースを見た記憶は残っておりました。
フォークランド紛争(フォークランドふんそう、英: Falklands War/Conflict/Crisis)は、大西洋のイギリス領フォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島)[注 1]の領有を巡り、1982年3月からイギリスとアルゼンチン間で3ヶ月に及んだ紛争のこと。
イギリスとアルゼンチンが戦争してるんです。なんでイギリスとアルゼンチンが?と思って調べましたら、昔の名残ですかね、イギリスは世界各地に領土を所有しているんです。そのうちの一つが、アルゼンチンに近いフォークランド諸島だったんです。
驚くのはやっぱりシブラルタルですね。思いっきりスペインだもの。地中海を牛耳るって意味で領土を明け渡さないのでしょうね。
キプロスの一部を返さないのも意味が分かりません。
そして、北アイルランドはもっと意味が分かりません。興味がわいた方はご自身で調べてみてください。私は世界史の授業で知りましたが、宗教ってなんだろう、と本気で思いました。
白人と黒人とかアラブ人とかじゃないからね。同じアングロサクソンで同じキリスト教徒なんですよ。それで、お互いの死者が3,000人を越えてるんです。私には理解できません。そしてその火種は、今も続いているんです。
「休戦中だ。平和は戻っちゃいない」
日本人には理解できなからとニュースで取り上げないのは問題だと思っております。こういった歴史の上に今の我々が存在していることを、もっと気にしなければならないと思います。
私が好きなエピソードは、日本の収容所で強制労働をさせられていたイギリス人の物語である「真実の町」です。
やっと見つけた収容所跡地で、帰国できずに死んでいった仲間を思い、日本人を恨みながらも、それでも、当時そこで見た桜が今も変わらず咲いていたのを見て、「そうか、私はこれが見たかったんだ」と呟いて終わるお話です。
この季節になると、このエピソードを思い出します。
前に書いたものを貼っておきます。
今読み返してみたら何か恥ずかしい!間違えもあるので修正しておきます。