鹿沼の隅っちょから

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世界堂書店 米澤穂信

一番好きな作家さん編集のアンソロジーですが、そのアンソロジーってのをよく分からないで買ったのが私です。

f:id:toriid:20180828232831j:plain目次で大まかな趣旨を理解し、さてと読み始めた「源氏の君の最後の恋」が

アジアに名をとどろかせた最大の誘惑者たる源氏の君は

と始まったのを見て、「え?アジアに名をとどろかした?え?」といきなり読む気を失い、何とか我慢して読み切ったものの、やはり今一つ面白みがどこにあったのか分からないまま終わってしまい、これは購入失敗したな、とがっかりしました。

このような経験は意外と多く発生しており、その場合「何か一つでも心に引っかかったらこの本に価値が見いだせるだろう」と気持ちを切り替えることにしております。

そして苦痛の中何とかすべての物語を最後まで読み切ったのですが、こうやって感想を書こうと思い返すに、心に引っかかる何かを全然思い出せない自分に気が付き驚きました。

もしかすると、私には読解力が無い?そうに違いありません。なぜなら、私の大好きな作家さんが選んだ短編たちなのに、私がそのどれも心に響かなかったのですから。

 

とくに読むのに一番苦痛だったのが「東洋趣味」でした。

ここまで頭に入らない文章は久しぶりでした。翻訳者が悪いのか、私の能力が低いのか。おそらく、単純に、つまらなかったからだと思います。

 

一番意味が分からなかったのが「私はあなたと暮らしているけれど、あなたはそれを知らない」です。

タイトルだけで期待値が高かったのですが、最後まで読んでも全く意味が分かりませんでした。私が馬鹿なだけでしょうか。一人称で語ってる存在が何なのか、全く分かりませんでしたし、その行動原理も説明されてる気がしません。そもそもこれ、なんなの?

ってことである意味一番心に引っかかった作品となりました。

 

「石の葬式」もラストの展開が意味不明です。作家は何がしたいのか?そしてなぜ米澤さんはこれを選んたのか?まったく理解できません。

 

そんな作品たちが15編あります。

私にはその15編すべて面白くなかったし、寧ろ苦痛でしかありませんでした。

久しぶりですね、読んでいて苦痛だった本って。ある意味新鮮な気持ちでした。

そんな訳でオススメしません。米澤さんの本はストックしているのですが、この本は処分したいと思います。