今週のお題「読書の秋」
鹿沼の事を書こうと思って始めたのに、気が付いたらゲームの事ばかり書いているブログになってしまった「鹿沼の隅っちょから」ですが、そんな事にもめげずに、今日も本について書こうと思います、いや鹿沼の事書けよ。
書きますよ。
今回ご紹介する本は「鹿沼の絵図・地図」です。
大きい!そして分厚い!一冊丸々鹿沼の古地図や絵図がカラー等で掲載さえ、解説も添えられております。
フルカラーです。残念ながらそれでも小さくて字が見えませんが、ルーペ等で確認すればいいので問題ございません、俺持ってないけど。
1,500円です、安いな!普通の本屋にはございません。またネット通販もしておりません。鹿沼市の坂田山にある市民文化センターの3階にある事務局に行かないと買えません。凄いハードルが高いです、というか高かったです。
会社のお昼休みに購入するべく坂田山へ向かったのですが、職員の方もお昼休みな訳でして、誰もいない電気も消えている場所でぽつねんとしていたところ、気が付いた方がわざわざ担当職員の方を呼んで頂いた為に購入できました。あの時は対応していただきましてありがとうございます。
床や棚に発掘したままの出土品がゴロゴロ転がっていて、チラチラ見ながら興奮してクラクラしておりました。あの空間、私には堪らなかったなぁ。
なのに、実はまだちゃんと読んでません。なぜか?
重くて大きくて、寝る前に読むにはちょっとしんどいからです、ってそれだけかよ。
鹿沼で生まれた訳でも育ったわけでもない私。
とある場所が気になっておりました。それは聖母幼稚園の前にある「厳島神社」です。
聖母幼稚園の北にある鹿沼市立北小学校ですが、元々はここに今宮神社がありました。地図を見ると参道らしき道があるのですが、聖母幼稚園によって途切れております。もしそのままこの参道が続いていたら、その道沿いにこの「厳島神社」があったのではないか?と思っておりました。さらに南へ進むと宝蔵寺があるし。
結論から言いますと、完全に間違いでした。
宿場用水の一部は「鹿沼五弁天」とよばれる5か所の湧き水が水源となっていた。
①泉町の浮島弁天(厳島神社)
②戸張町のの弁天(星宮神社の北)
③上材木町の弁天(厳島神社)
④文化橋町の弁天(厳島神社)
現在はすべて枯渇している。
湧き水!それを大切に神として祀ってたのか!なんでこんな小さい神社がいっぱいいっぱいあるんだろうと思ってたらそういう事だったのか!
なんて事を知ったりして喜んでおります。
ちなみに枯れた要因は、元々玉田の氾濫原からの地下水だったのが、治水工事により流れが変わったからだと思われます。昭和30年ぐらいまでは湧いていたようですし。と勝手に推測して楽しめる私。
また付録として付いている地図が堪りません。
大正時代の地図です。右下に国鉄鹿沼駅があります。東武鉄道新鹿沼駅はまだありません。出来たのは昭和4年ですから。
よく見ると今でもあったりするものが。
吉沢眼科って大正時代から同じ場所でやってたのね。なんかすげぇなぁ。
ちなみにここにある二荒山神社も大和屋も大阪屋も健在です、ウエノは家具屋の植野屋でしょうね、すげぇ。
そんな訳で古地図って面白くないですか?私は楽しくて仕方がありません。
楽しいと感じた鹿沼市民の方、是非この本を購入してみてはいかがでしょうか。