いろんな経済の専門家が褒めてたんだぜ?スルガ銀行。
第二地銀として生き残るために様々な手段を講じていたスルガ銀行。
他の銀行がやらないような事をして業績を伸ばしていた、とは聞いていました。
「他行がまったく採用していない経営手法というのは、逆に言えば採用しない理由もあることを示しており、そのリスクについてきちんと情報を収集した上、採否を議論すべき」
なるほど。
ちなみに1年前の記事、すげー褒めてる。
今読むと笑えますが、当時は私も感心して読んでたんだぜ?
わかんないもんだよなぁ。
この金余り状態で法人に貸そうにも借りてくれない&マイナス金利で銀行はどうすればいいのか?
とりあえず土地を買いまくってます。
それでも余る、どうする?ってことでスルガ銀行は法人ではなく個人融資に走ったようです。
お金があってもお金の使い道がないこの状況。これを打破しない限り、地方銀行は縮小や統合に走っていくことでしょう。
んでこうなる。
経済学で行けば、日本は景気が良くなる筈なのです。途中までうまく行っていたのですが、最後の部分でリアルが学問とは違う動きをしてしまいました。
金持ちがさらに金を持てば下に滴り落ちるというトリクルダウンは、日本では起こりませんでした。
大企業が利益を出せば給料が上がって個人消費が増える筈なのですが、そもそも給料が上がりませんでした。その為物価上昇もなく、インフレも起こりませんでした。
設備投資は増えてますが、これは人手不足解消のための自動化のためだったりします。
何より、多くの人がこの景気の良さも東京オリンピックまでと思っております。市場もそこまで織り込み済みです。
日銀がガンガン株を購入してますが、いつ売るの?売る機会あるの?
年金までぶち込んでますが大丈夫ですか?
素人ながら、これ終わってるんじゃね?と思わずにはいられません。
スルガ銀行の経営陣が悪い、で終わればいいのですが、私にはこれが終わりの始まりな気がしてなりません。