ニンテンドースイッチのゲーム「スチームワールドハイスト」はXCOMの2D版みたいな感じだけど非常に新鮮で戦略性のある素晴らしいゲームだったよ!
配信日 2018年7月18日
メーカー フライハイワークス
ジャンル シミュレーション
価格 2,000円
>XCOM(XCOM: Enemy Unknown)とは、2012年11月に発売されたターン制タクティカルシミュレーションゲーム(全体を通してみればストラテジー)である。
この「ターン制タクティカルシミュレーション」な部分を、本家は3Dですが2Dにした感じがこの「スチームワールドハイスト」です。
スイッチで発売されている中では「マリオ&ラビッツキングダムバトル」が典型的なXCOM系のゲームになります。
タイトル画面からすでに雰囲気が出まくってますね。スチームパンク的な世界観、大好きです。
同じスチームワールドでもディグとは違い、地下で穴を掘りません。寧ろ宇宙に出ちゃってます。ストーリー的に殆ど関係性はありません、雰囲気というか世界観は同じですが。
ちなみにハイストとは強盗って意味なんですね。最初「ヘイスト」って読んでいたのですが、フライハイワークス社長が「ハイスト」とカタカタ表記で販売しました。違和感があったのですが、発音を聞くと「ハイスト」としか聞こえませんね。
動画の紹介にもありましたが、こんな感じのステージをターン制で敵を倒していくゲームです。画像のように銃で倒していくのですが、跳弾ありパンチあり爆弾ありです。
ここらへんも戦略的な楽しさを大きくしています。
プレイした感想としては、とにかく戦闘が楽しい!
今流行りのリアルタイム系ではなくじっくり考えながら行動できるターン制は私の好みです。
そして銃を構えて発砲する際、ちゃんと狙いを定めなければなりません。これが絶妙なバランスを生み出している最大の要因だと思っております。
当たり前のことではあるのですが、近ければ当たりやすいしヘッドショットも狙えます。しかし、遠いと狙いにくくハズレやすいんです。
他のゲームですと確率でヒットしたとか外れたなんて判定が下されますが、このゲームの場合100%自分の腕次第なんです。当たったら自分の技術、外れたら自分の技術。
この「自分で狙って当てる」ギミックが、キャラの性能差や武器の性能差にも繋がっております。
じっくり考えて行動する「戦略性」と、攻撃する際の「アクション性」、さらには特殊なスキルを持つキャラクターや装備等、これらの要因が絡まりあって素晴らしい作品に仕上がっております。
またステージ最初に難易度を選択できます。
これも痒いところに手が届く心遣いだと感じました。なぜなら、本家XCOM同様に難易度が高い!失敗して詰まる可能性もあります!しかし、その際に難易度を下げてチャレンジすれば先に進めますし、それによる弊害もありません。
なんて親切設計!
影響があるとすれば、クリア後にちょっと明記されるぐらいです。
そんな素晴らしい「スチームワールドヘイスト」ですが、不満点もございます。
まず仲間になるキャラクター。
こんなに多いのに、一回の戦闘で出撃できる人数が2~4人なんですよ。
もっと大人数でわちゃわちゃしたかったです。
そしてどうしても使うことなく終わってしまうキャラたちが発生してしまいます。
何故ならアイテム所有数が制限されるからです。
武器と装備アイテムを含めて制限されちゃうんですよ。
1人のキャラクターに銃も含めて3つ装備出来るのですが、どう考えても何人かは装備無しがいないと回せないんです。しかも毎回ステージクリア後にアイテムを売らなければならない状態に絶対になるんです。
この仕様は、この作品に惚れた私でも擁護できません。無駄な仕様です。
世界観もキャラクターも好きになった私ですが、プレイしてて一番驚いたのが主人公の設定です。
勇ましい雄姿。かっこいいぜ船長。
>オジョウ、出発の準備が整ったら言ってくれ。
え?オジョウ?お嬢?え?
主人公女キャラだったのかぁぁああああ!!!
クリア後に判明するわけでもなく、普通に序盤で分かる設定です。もしかすると最初から明かされている設定かもしれませんが。
非常に楽しくクリまでプレイできた「スチームワールドハイスト」、この世界観とゲーム性で続編がやりたいです!って気持ちを彼に伝えようかな。
まさかの実写写真付き!あかん、好きになってまうわ。
世界的に評価の高い「スチームワールドディグ2」より楽しむことが出来た「スチームワールドハイスト」、私としてはオススメです、オススメ度が高いです、というか買ってください!お願いします!楽しいから!!
・良い点
戦略性とアクションの融合
世界観
・悪い点
アイテム所有数制限
・評価
9/10