鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

ラスト・ワルツ 柳広司

アニメ『ジョーカーゲーム』を視聴したのをきっかけに原作を追いかけてきましたが、とうとう最後の作品となってしまいました。

f:id:toriid:20190929190518j:plain

仮面舞踏会、ドイツの映画撮影所、疾走する特急車内――。大日本帝国陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ組織「D機関」が世界を騙す。ロンドンでの密室殺人を舞台にした書き下ろし短編「パンドラ」を収録!

ラスト・ワルツ (角川文庫)

ラスト・ワルツ (角川文庫)

 

 

ワルキューレ」はエンターテイメントに全振りしたものを作者が書きたかったのかなぁ、と思いながら読んでました。ハリウッドで実写映画化したら派手だし見栄えも良さそうだし、登場人物もゲッペルスだの美女だのイケメン俳優だの、これぞ正しくスパイ映画!エンターテイメント!って感じの仕上がりでした。

ですので私としてはあまり好きではありません。

 

「舞踏会の夜」は何故2本目にしたのでしょうか。このエピソードが本のタイトルにもなった「ラスト・ワルツ」であり、時系列的にも全シリーズの最後のものなんです。そして最後にふさわしい結城中佐絡みの素晴らしいエピソード。

私としては何故これをアニメ化しなかったのかと残念に思いつつ、中年女性がメインだと映像的に映えないのかもな、とも思ったり。

 

「パンドラ」は前作の「失楽園」と同じ構造のエピソードでした。全くD機関のスパイが出てこないけど実は暗躍して彼らの思惑通りに動かされてたんだぜ的なお話です。ミステリーとして良く出来ております。この手法使ったらどんな話もスパイものに仕上げられそうだな、と思ったり。

 

「アジア・エクスプレス」が最後のトリとして掲載されている意味が分かりません。悪くは無いのですが、それほど良いエピソードでもないし。アニメ化されてますが、殆ど私の記憶に残っておりません。

いや、そんなに悪い訳じゃないのよ、ただ、ラストを飾るほどじゃないし、アニメ化されるほどでも無いって意味です。可もなく不可もなく、そんなエピソードなんです。もしかすると読んでいる私がこのシリーズに慣れてきただけなのかもしれませんが。

 

何となく見たアニメ『ジョーカーゲーム』のお陰で素晴らしい作品に出合うことが出来ました。このシリーズが今後も続いてくれればうれしいのですが、この最後の「ラスト・ワルツ」が4年以上前ですからね、絶望的だな。

続編が出ないことが悲しいぐらい楽しませて頂きました。このシリーズではない他の柳広司さんの作品も読んでみようかと思います。

アニメ『planetarian~星の人~』を見た

何かのサイトで評価が高かったので前知識無しで視聴いたしました。

ちゃんと調べなかったので「ちいさなほしのゆめ」を見た後に劇場版である「星の人」を見ちゃったんだけどね。お陰で同じものを2回見てしまいました。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71T0+tYTInL._SX450_.jpg


『劇場版 planetarian 星の人』 予告編

planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 - Wikipedia

世界規模の戦争によって荒廃した近未来の世界。人口は激減し、気候変動によって地上に陽光が射すことはなくなり、厚く垂れ込めた雲からは生物に有害な物質を含んだ雨が絶え間なく降り続いていた。ある日「屑屋」を生業にする一人の男が、「封印都市」と人々が忌み嫌う廃墟の都市からまだ使用可能な物を探すべく、廃墟となった商業施設の一つに潜入した。その屋上にあるプラネタリウムで、彼は少女の形をしたロボット・ほしのゆめみと出会う。

 

WEB配信でサブタイトル「ちいさなほしのゆめ」として配信。後日譚を加えたのが劇場版であるサブタイトル「星の人」となっております。ですので「星の人」だけ見れば事足ります。

私は「ちいさなほしのゆめ」を見ていたので、後日譚がなんだか無理やり後付けした感が見て取れてしまいこれいらなかったんじゃね?なんて思っていたのですが、終盤で本編以上に感動している私がおりました。

ロボットとは何か?AIとは何か?って使い古されたネタではあるのですが、「プラネタリウムの解説ロボット」という設定、それをディストピアというかポストアポカリプスというか荒廃した世界に設置したことによる物凄い違和感、誰もいない街で営業活動をするロボット。もう設定だけで素晴らしい!私の涙腺を攻撃してきました。

そして後日譚。私としてはこちらがさらに胸に来ました。最後、星の人は満たされたのでしょうか。きっと最後に満たされたと思ってます。

お涙頂戴の感動ものです。興味がござましたら是非ご視聴ください。AMAZONプライムで見ることが出来ます。

 

Keyのシナリオはなんだかんだ大好きな私。『CLANNAD』に至ってはアニメで号泣し「間違いない、クラナドは人生だ」と確信したぐらいです。

これからもアニメ作品にてKey作品に触れていきたいと思っております。『リトルバスターズ!』はあまり記憶に残ってないんだけどね。最初に観たのはアニメ『AIR』だったっけなぁ。

クラウド&シープ2(Clouds & Sheep 2) 感想

ニンテンドースイッチのゲーム『クラウド&シープ2(Clouds & Sheep 2)』は分かりやすい丁寧なチュートリアルでやり方を理解させてくれるんだけど肝心の面白さを私は見出すことが出来なかった作品だったよ!

f:id:toriid:20190715195206j:plain

配信日      2019年1月17日

メーカー  ワーカービー

ジャンル  シミュレーション

価格         1,980円


Switch版『クラウド&シープ2(Clouds & Sheep 2)』紹介ムービー

どんな作品なのか、このPVと公式HPを見て頂ければわかりやすいと思われます。

何かアクションをして変化があり、それを楽しむもの、なんだと思います。

丁寧なチュートリアルで一つ一つ説明してくれます。

f:id:toriid:20190715201949j:plain

雲を増やしたり大きくしたり、羊に餌を与えたり毛を刈ったり。

f:id:toriid:20190715202016j:plain

で、チュートリアルが終わったときに感じてしまったんです。

「だから何?」と。

そこに面白さを見出せなかった私が悪いんです。牧場物語や放置系が好きな人には何か刺さるものがあるのでしょう。しかし、残念ながら私にはその何かを感じることが出来ませんでした。

ただただ、私には合わなかった、それだけだと思われます。

Steamではそこそこ好評ですし。

感想を探してたら私のHPに辿り着きました。誰も感想書いてないのか。配信されたのを紹介した時のエントリーなんですけど、これが検索に引っ掛かるってのはなぁ。

1,980円ってのも高いよね。Steamで980円なのに、ってそれも高いな!

ちなみに私はセールにて100円で購入しました。

 

良い点

・分かりやすい丁寧なチュートリアル

悪い点

・面白さが見出せなかった

評価

・1/10