先日訪れた栃木県立美術館にて気になった作品から、近くに気になった作家の美術館が存在することを知った私。東京は遠いけど同じ県内ならすぐに行けるじゃん!と思い立ち早速行ってみました。
栃木県立美術館にて初めて知った小杉放菴の美術館が日光にあるなんて知りませんでした。この美術館の前は何十回も通過していたんですけどね。存在を全く認識してなかったんだなぁ。
鹿沼市から車で約1時間で到着、東京と比べたら近い近い。
寧ろ計算より早く着き過ぎて開館前でした。ところどころ使われてるステンドグラスがおしゃれですね。私の中で小杉放菴のイメージとは合わない気がしたのですが。
周囲を散策して時間を潰してから再度訪れたら開門しておりました。開門したらステンドグラスを用いた柵が見れない訳で、ある意味早く来て良かったのかもしれませんね。
訪れた時に開催されていた展覧会は岐阜にある光ミュージアム名品展でした。横山大観の作品が目玉なのかな。
https://www.khmoan.jp/cgi-bin/cms/cms_res/file/000/000/1658025988_926.pdf
栃木県立美術館で見た小杉放菴の金太郎作品、そして後から知った「水郷」、日本画も洋画も描く彼の作品をもっと生で見たい!と思い、彼の名前を冠した美術館に訪れた訳ですが、訳ですが。
いや、少ない訳じゃないのかな。後で調べたら10点以上展示してあった訳だし。そう感じてしまったのは、私が見たいと思ったジャンルが少なかったのかもなぁ。小杉放菴の作品目当てで訪れた私には小杉放菴成分が物足りなかったのは間違いありません。
その代わり横山大観の作品とか堪能できたんですけどね。今までは何が凄いのか今一つ分かっておりませんでしたが、生で見て、あと作品の横に書いてある解説を読んで、何となくわかった気がしております。屏風文化があまり分かってないのですが、あの大胆な構図は何なんですかね。国立博物館でも大胆な構図の屏風を見ましたが、映像での構図の方に馴染みがある私にはぶっ飛んでるとしか思えません。凄い。
https://www.khmoan.jp/cgi-bin/cms/cms_res/file/000/000/1655000552_906.pdf
このPDFの2枚目にその屏風があります。実物は物凄い大きさです。左の屏風の構図もぶっ飛んでるけど右やばくね?この空間の使い方って屏風界隈(でいいの?)では当たり前なんですかね。
西洋画ばかり知識が増えていたのですが、日本画にも興味が持つことが出来ました。しかし、やはり、私は小杉放菴の作品が見たい!もしかすると、彼の作品と言うよりは「水郷」が生で見たいだけなのかもしれませんが。調べたら出光美術館や茨城県立近代美術館も結構な数を所蔵しているので機会があれば訪れたいと思っております。
さて美術館に行ったら3枚のポストカードを買うルールを課している私。今回はこちらを購入しました。
横山大観「蓬莱山」
菱田春草「湖辺」
小杉放菴「雀の宿」
小杉放菴作品1枚しか買ってない俺。他にもあったのですが今一つ好きな作品がありませんでした。この1枚もとりあえず買った感があったりして。
横山大観もいいなぁと思ったのですが、それ以上に菱田春草が気になりました。また知らない人を知ってしまった。調べたら長野県の飯田市美術博物館で常時展示してるようです。これは行かなければならないな!って遠いな!!
小杉放菴成分を吸収したくて小杉放菴記念日光美術館に赴いたのに小杉放菴成分が足らなかった結果となってしまいました。とにもかくにも「水郷」が生で見たい。ああ、展示はされるのはいつになるやら。