私の大好きな作家である青柳碧人さんの妖怪もの。妖怪ものの別シリーズかと思ったら主人公が朧月市役所妖怪課シリーズと同じでした。まさかの同シリーズ、期待せずにはいられません。ここまでシリーズ化したのって浜村渚シリーズに次ぐ作品なのよね。
公務員を志す若者・宵原秀也が赴任してきたのは、綾志別町という北海道の端の小さな町。そこで秀也を待ち受けていたのは、奇妙な妖怪たちとの奮闘の日々だった。青春妖怪エンターテインメント!
舞台が北海道だからなのか妖怪が日本のものではなくロシアの妖怪になってました。登場人物も入れ替わってますが、基本的に前シリーズと構造は同じです。オリジナル妖怪が悪さをしてそれを主人公たちが解決するミステリー作品です。
個人的には正直トリックとか解決策とかよく分からない部分が多々あるのですが、まあそれはそれで面白ければいいや、というスタンスで読んでます。
青柳さんの作品の肝は「読んでいて疲れない」「ストレスが無い」「さらっと読める」だと思ってます。そしてこのシリーズはその枠に収まってます。ってこれ批判じゃないからね?褒めてるんだからね?
後半に知ってる人が登場して、こりゃあ次巻が楽しみだ!と思ったら次でこのシリーズ終わっちゃってるのよねぇ、残念だわ。