私がいい歳こいてからアニメやライトノベルを貪るように消化するきっかけを作ってくれたのは、実はこの「涼宮ハルヒ」シリーズに出会ったからだっりします。その最新刊が急に発売されると知り、物凄い期待を持って接した訳ですが、はて、俺は何を読んだのだろうか。
初詣で市内の寺と神社を全制覇するだとか、ありもしない北高の七不思議だとか、涼宮ハルヒの突然の思いつきは2年に進級しても健在だが、日々麻の苗木を飛び越える忍者の如き成長を見せる俺がただ振り回されるばかりだと思うなよ。
だがそんな俺の小手先なぞまるでお構い無しに、鶴屋さんから突如謎のメールが送られてきた。
ハイソな世界の旅の思い出話から、俺たちは一体何を読み解けばいいんだ?
天下無双の大人気シリーズ第12巻!
結論から言うと、
「途中で終わってしまったと思っていたシリーズが復活したので良し!」
と思いっきりポジティブに振り切った評価をここに書き残しておきます。
最初の「あてずっぽナンバーズ」を読んだ時は、あぁハルヒってこんな感じ立ったかもなぁ、なんて思ったんですけどね。読み進めていくうちに俺は何を読まされてるのだろうか?との疑問が生じてしまいました。もしかしてこれハルヒのファンが書いた同人誌的な作品じゃないのかと。登場人物だけを借りた質の低いミステリーを読まされてる感が半端なかったです。
ミステリーに詳しいオタクがその知識を鼻にかけてハルヒのキャラクターに語らせただけの自慰行為的作品、とネガティブな評価も書き残しておきます。
うーん、私がハードルを上げ過ぎたのかもなぁ。このシリーズは私にとって大切な存在なものなのでして。次巻に期待しております(いつになるやら