ニンテンドースイッチのゲーム『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』は今一つ定義が分からないJRPGだけれどもその頂点に君臨すべき作品であるべきだと感じたRPG最高傑作の一つだと確信したよ!
配信日 2020年5月29日
メーカー 任天堂
ジャンル RPG
価格 6,578円
元々Wiiで発売されたゼノブレイドですが、私はプレイしておりません。NEW3DS版も発売されましたが私の所有していた3DSでは動かなかった為プレイできませんでした。ゼノブレイド2をプレイしたときに前作比べてガッカリしていた人達がおりましたので、前作はそんなに面白かったのか?と興味を持っていたものの、わざわざNEW3DSを購入するまでには至りませんでした。
そんな時にニンテンドーダイレクトで発表されたリメイク版の発表!
ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション [Nintendo Direct 2019.9.5]
待ってました!と即購入決定しました。特装版で予約したしな!
クリアするのに約半年掛かってしまいましたが、非常に楽しくプレイすることができました。私の中で、この作品こそJRPGは勿論のことRPGとしても最高傑作の一つだと確信しております。
面白さ
冒険してる感
RPGの面白さってなんでしょうか。
人それぞれ違うとは思うのですが、私は「冒険してる」感覚こそ肝だと思っております。行けなかった場所へ強くなって行けるようになるワクワク感、そういう「冒険してる」感が堪らなく好きなんです。
ドラクエ2でロンダルキアの洞窟を抜けた先の祠に辿り着いたとき、ファイナルファンタジーで飛行艇を手にして初めて飛行した時、世界樹の迷宮で変わり果てた新宿に辿り着いたとき。勿論RPGだけの概念ではありませんが、私はその感覚を求めているようです。
物語、世界観、風景、もう最高です。最初の街のこんな場所でさえ美しいと思ってしまう私はハードル低く設定しすぎでしょうか?
崖だけでも美しいと感じてスクショ撮ってるぐらいだからな!
滝なんかあったらもう感動しちまうよ!
とにかく、世界が美しい。そしてその世界が広大。そして様々なシチュエーションを楽しませてくれる。「冒険してる」感はこの世界、風景、マップ構成が与えてくれてるのだと思いました。
大森林とか
滝とか
流れ星とか
機械とか
ワクワク感を私に与えてくれます。
世界観がまたぶっ飛んでますね。物凄いデカい巨神と機神が戦ってて、その体の上に人々が街を作って生活してるんだぜ?巨神の足から膝に登って、さらに上に登っていくんだぜ?そして機神へ剣伝いに向かうんだぜ?私のどこかに眠っていた中二の心を刺激する世界観、最高です。
ストレスの少なさ
ゼノブレイド2でもその「冒険してる」感は物凄かったんです。しかし、他の要素が酷すぎて思う様に楽しめなかったというかワクワク感を削がれまくり、嫌悪感の方が勝ってしまいました。
その点この作品はリメイクってこともあると思うのですが、UIやシステム等々非常にストレスを感じることなくプレイすることができました。余計な邪魔をされずプレイの没頭できるって当たり前のことなのですが、その当たり前をちゃんと作り上げてる作品って中々ないんですよ。実に素晴らしいです。
また、どうしても倒せないボスと出会った場合、RPGでは「レベル上げ」なる無駄な作業が発生します。この作業が楽しい場合もあるのですがこの作品は難易度をいつでも変更できるので、「あーめんどくせー」となって途中でプレイしなくなってしまうことを回避できます。正直私は様々な作品をこういった類の「詰まり」で中断し、そのままプレイを断念してしまうことがありましたが、この難易度変更で心折れることなく続けてプレイできました。私にとっては、そしてライトユーザーにとっては非常に有難い機能となっております。
便利さ
ファストトラベル、自動セーブ、全滅してもペナルティ無し、装備の比較・ソート、自動マッピング、クエスト案内等々。
これらはストレスを軽減させているというよりも、よりスムーズに楽しませさせる仕掛けだと思ってます。リメイクだからなのかもしれませんが、痒い所に手が届く仕様に惚れ惚れしてしまいます。
あと連携が2と比べて簡単で良かったわ。
操作性
とくに問題はありません。カメラもグリグリと遅延もなく動かせますしね。ただアーツを発動を焦って操作を誤ったりすることが多々ありました。
最後まで慣れなかったぜ。
グラフィック
風景は本当に素晴らしいの一言です。キャラクターの造形はそこそこですが。これでもかなり良くなった様です。
個人的にはあまり気にしてません。寧ろフォトリアルだとほんの些細なことで違和感を覚えちゃうからね。このぐらいでいいです。
ちなみに私が一番グラフィックがすげぇ!と思ったのがプリンだったりして。
光沢が素晴らしい。
サウンド
最高の一言。
ガウル平原が一番好きかなぁ。
名を冠する者たちってこんな曲だったっけ?やばい覚えてない。
多くの方がゼノブレイドのBGMを評価する理由がわかりました。本当に素晴らしい。追加ストーリーのBGMも良かったよ!
リプレイ性
追加ストーリー「つながる未来」をプレイする頃にやっとこの作品の仕組みが分かってきまして(遅い)、丁度良いボリューム感だったこともあり、じっくりとプレイすることができました。すべてのクエストもクリアしたしね。
そして思ってしまったんですよ、本編をもう一度プレイしたいって。かなりいろいろな物を端折って進んでしまったことが分かってしまったんですよ。
殆どシュルクライン姐さんのPTだったし。キズナトーク全然見ることができなかったし。クエストは半分以上放置したし。コロニー6復興してないし。ユニークモンスターも倒してないし。
2周目は絶対に面白いだろうなぁと思いつつ、手を付けたら他のゲームが全然消化できなくなるので断念しました。
感想
ゼノブレイド2が未完成な状態で発売されたような出来栄えだったので、このシリーズに対して懐疑的な目で見ておりましたが、ゼノブレイドDEは間違いなく傑作でした。ちゃんと作り込まれていました。というかこれが本来の任天堂の仕事っぷりですよね、なんだったんだろうゼノブレイド2という手抜き作品は。
元々素晴らしい作品を丁寧にリメイクしたスイッチ版ゼノブレイド2、間違いなく傑作です。私の中ではRPGの頂点に君臨する作品だと思っております。私のように先を急がず、じっくりとプレイして欲しいです。
評価
良い点
・ストーリーグラフィックBGM全てにおいて高いレベルの仕事っぷり
・ストレスをなるべく感じさせない丁寧に作り
・何より「俺は今冒険してるんだ」と感じさせる空気感
悪い点
・衣装がなんかエロイ
・ガチャ要素が若干ある
・途中で拾ったアイテムの使い道が今一つ分からない
評価
・10/10
RPGをプレイしたいなら、冒険してる感を体験したいなら、是非プレイしてみて下さい。全力でオススメいたします。
ちなみに。
軽い気持ちでフィオルンにエロい格好をさせてプレイしていたら、
思い出すシーンまでエロい格好のままだったので居た堪れなくなりました。ごめんなフィオルン。
姐さんもエロい格好にさせてました。ごめんなさい。