ニンテンドースイッチのゲーム『ゼルダの伝説 夢をみる島』はリメイクなんだけれども初プレイした私からするとSFCの神々のトライフォースって感じで懐かしいけどグラフィックが美しくて感動した素晴らしい作品だったよ!
配信日 2019年9月20日
メーカー 任天堂
ジャンル アクション
価格 6,578円
ゲームボーイで発売された作品のリメイクになりますが、私はゲームボーイ版をプレイしておりません。なので思い出補正も何もない状態でプレイしました。
面白さ
ただ草を刈ってるだけで楽しかった『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』を思い出しました。って調べたら元々のGB版はその後に作られた作品だったのね。
新しいアイテムを手に入れたりクエストをクリアしたら行ける場所が増えていくのがゼルダだよなぁと思いながらプレイしていたのですが、これって平面にしたメトロイドヴァニアじゃね?と思ったり。
シリーズおなじみのフックショットが手に入った時に「これであそことかあそこの先に行けるようになったぞ!」と嬉しくなるのはお約束ですね。やっぱりこれが楽しいんだよなぁ。
逆にゼルダ特有の謎解きは面白さを感じませんでした。ダンジョンのギミックに何回も嵌まり、同じ部屋を何回も通るたびに嫌な気持ちになっていきました。単純に私の発想力というかひらめきというか考える能力が無いだけなのでしょうが、普通に「メンドクセー」と思ってしまったのは、このゲームに私が合ってないんだと感じました。
ボス戦もまた然り。
とある程度ヒントをくれれば分かるのですが、正直ノーヒントだとしんどかったです。アイテム数の制限もあるしね。逆にそのお陰で直前にそのアイテムが湧いて出てくるから分かるっちゃ分かるのですが。
個人的にはメタ的な要素が面白く感じました。やはり夢の世界という設定のせいなのでしょうか。不思議な世界観は魅力的でした。
最初にこの台詞を見たときに、この作品の奥深さを感じました。
んで本当に遭難してるし。
いや誰と相談したんだよお前。
そんな世界観だからこそ、マリンの存在が堪らなく愛おしいんですよねぇ。
操作性
草を切るだけで楽しいと感じられるのは、操作と動きと効果音と演出がかみ合ってるからなせる技であり、この何気ない調整を当たり前に熟せるのが任天堂の強みだと私は思っております。操作してて気持ちが良い、素晴らしいの一言です。
ただ、UIに関しましては過去作のままなのか分かりませんが、今一つ使いにくかったです。『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』でも悪かったしね。任天堂の弱点なのでしょうか?製作が下請けでも任天堂の名前で販売してる『ゼノブレイド2』や『ファイアーエムブレム風花雪月』も洗練されてないというか、仕上がってないというか。UIを軽く見ている企業体質としか思えません。良く考えたらニンテンドースイッチ本体のUIが一番酷かったわ。
グラフィック
とにかく美しい。フォトリアルでは表現できない美しさ。ピントのぼかし方がまたフィギュア感を出してるというか、そういう技法には詳しくないのですが、リアルではないのにリアルさを感じるこれはなんなのでしょうか。
私としては、この作品の一番の肝はこのグラフィックだと思っております。あ、グラフィックだけが良い作品って訳じゃないですよ。
あとキャラクターデザインが好みです。かなりデフォルメされてるのに。
って全部女キャラじゃねーか。しかもそこはかとなくHでいい感じです。
サウンド
私はゼルダの伝説のテーマが大好きです。壮大なこの曲が大好きなのですが、この『ゼルダの伝説 夢をみる島』の南国風アレンジも気がついたらOPをヘビーローテするぐらい聞いてました。やっぱりいいわぁゼルダのテーマ。
アルバム『ゼルダの伝説 夢をみる島 オリジナルサウンドトラック』プロモーション・ビデオ
サントラ買おうかしら。ってゲーム本体ぐらいの価格になっちゃうのよね。音楽って本当に高い。
リプレイ性
おそらくは新要素であるパネルダンジョンで半永久的に楽しんで貰おうと考えていたのだと思われます。
しかし、私にはあまりこの要素は魅力的に感じませんでした。単純に報酬に魅力を感じなかったのが大きかったです。パネルダンジョン用の新しいパネルを貰っても嬉しくないし、お金を貰っても足りてるし。
もう一捻り欲しかったなぁ。ある意味この新要素目当てに購入した部分もあったので残念です。
感想
新要素はあまり楽しめませんでしたが、『ゼルダの伝説神々のトライフォース』の正当な進化をした正統な続編という感じで楽しむことが出来ました。
ただ、謎解きやボスの倒し方等々、人によっては難しくて詰まってしまう可能性がございます。私はブーメランの入手方法が分からずというか存在さえ知らず、攻略サイトを見てしまいました。
久しぶりにプレイした時に「あれ?今俺何してる途中だったんだっけ?」となっても、世界各地に配置されている黒電話にかければうるりら爺さんがヒントをくれるシステムは助かりました。こういう初心者救済システムは素晴らしいです。
また、ワープポイント等で移動が楽になるファストトラベルの充実等々、様々な配慮がなされており、この手のゲームが苦手な方でも楽しめる仕上がりになっており好感が持てました。
評価
・良い点
『ゼルダの伝説神々のトライフォース』の正統的な続編
草を刈るだけで気持ちが良い操作性
おもちゃの世界にいるようなグラフィック
・悪い点
謎解きやボス戦でのノーヒント
使い勝手の悪いUI
期待していた割にあまり楽しさを感じなかった新要素(パネルダンジョン)
・評価
8/10
マリンはリンクが夢見た理想の女性なのでしょうか。
ちなみにアートブック版を購入しております。
ええのう。