鹿沼の隅っちょから

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アニメ『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』を見た

深夜に放送していました『甲鉄城のカバネリ』は視聴済みです。その上でこちらの劇場版を視聴しました。というか存在さえ知りませんでした。いつの間に劇場版が上映されてたの?知ってたら観に行ってたのに!と思うぐらい私カバネリ好きなんです。

好きならそのぐらいの情報を仕入れておけよ、と自分でも思ってます、はい。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81ap8aTytnL._SX450_.jpg


劇場中編アニメーション『甲鉄城のカバネリ 海門決戦」本PV


劇場中編アニメーション『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』 本PV2

後から作ったであろうPV2の方が出来が悪いのは何故でしょうか。PV1の方が明らかに良い仕事をしております。

甲鉄城のカバネリ』はアニメ『進撃の巨人』の監督だった荒木哲郎が陣頭指揮を執って制作した完全オリジナル作品です。

甲鉄城のカバネリ - Wikipedia

物語は蒸気機関が発達した極東の島国・日ノ本(ひのもと)を舞台に、装甲蒸気機関車・甲鉄城に乗る人々と、不死の怪物・カバネとの戦いを描く。「スチームパンク」「時代劇」「バトルアクション」「ゾンビ」「ロードムービー」といった要素が込められている。鉄道要素については映画『スノーピアサー』の影響を受けている。

企画の段階で勝利してるとしか思えません。「スチームパンク」に「時代劇」の段階でもうお腹一杯だもの!そこに「ゾンビ」で進撃の巨人ばりの「バトルアクション」だぜ?!

不安要素だったキャラクターデザインの美樹本さんが過去最高の仕事っぷりに寧ろ今の若い奴は何をやってるんだ!と憤りを感じたぐらいです。

https://kabaneri.com/assets/img/character/01_images.png

音楽は大好きな野澤さんだし、最高です。

作画もクオリティが高いし、深夜放送時、すべてにおいてレベルの高い作品だと感じておりました。

脚本以外は。

 

不死の怪物・カバネが顕金駅を襲った。顕金駅で暮らす蒸気鍛冶の少年・生駒は、逃げ惑う人々の波に逆らって走り出した。 密かに開発した武器――ツラヌキ筒でカバネと戦うつもりだ。彼自身の過去と、誇りのために。
 

別に悪かったわけではないのですが、最後の方が結構雑だったんですよ。時間が足らなくて詰められなかった印象です。それが勿体ないと感じておりました。

それでも、私は『甲鉄城のカバネリ』が好きなんです。

 

劇場版がAMAZONプライムビデオにあったので視聴しました。OPが変わってなかったのが嬉しかったりして。


EGOIST 『KABANERI OF THE IRON FORTRESS』オリジナルムービー -Short Ver.-

視聴した感想から言いますと、この劇場版で、監督の荒木さんがやりたかったことが綺麗に出し切れたのではないか、と感じました。テレビ放送版で感じたテンポの悪さや雑な処理や駆け足感が無く、テンポ良く無駄も無く実に王道で普遍的な作品をベースにアクションシーンにさらに磨きをかけ、これが荒木監督の作りたかったカバネリなのか、と感動さえ覚えました。

ところどころご都合主義的な部分も見えましたが、こまけぇこたぁいいんだよ的な勢いで吹っ飛ばしてます。いや、ヒロインがピンチの時に都合よく主人公が助けに来るのは、まあ王道だよね。

 

出来ればテレビ版から見て欲しいのです。カバネリの世界の絶望感は『進撃の巨人』で感じたそれと匹敵します。もしかすると安全地帯が無い分こちらの世界観の方がより絶望的かもしれません。「時代劇」で「スチームパンク」で「終末感」漂う「ロードムービー」、これらのワードに感じるものがございましたら、是非視聴して欲しいです。

かっけーよなぁ。あまり評価されてないのが不思議で仕方がありません。