2巻が思ったよりも早く刊行されておりました!嬉しい!早速ものの1時間少々で読み切ってしまうという勿体ないことをしてしまいましたが、やはり小説でも面白い!
妖しげな因習に基づいた人狼伝説が今もなお息づく限界集落、休水に迷い込んだ旅行者・房石陽明を待ち受けていたのは、かつて人が殺したはずの神の使い、“おおかみ”による連続殺人だった――!
“おおかみ”を排除すべく開かれた殺人儀式・黄泉忌みの宴までもが“黄泉”の狂気に侵される惨劇の輪廻の果て、何度でも甦る「死に戻り」の男となった房石は、ついにこの因果の真相を突き止めるのだが――!?

レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 2 不浄の民 (星海社FICTIONS)
- 作者: amphibian,影由
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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所謂チュートリアル的な「1回目」が終わり、様々な検証を経て、「2回目」が始まるところで3巻につづく!を喰らって悶絶しております。ここからが本番ですからね。ゲームではここから加速度的に面白くなってきます。お陰で当時嵌まりまくってた&今でも現時点でゲームの最高傑作だと思ってる『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』を中断し 睡眠時間を大幅に削ってまで物語の先を見たくて貪るようにプレイしておりました。
はっきり言いましょう、ここまでが序章ですチュートリアルです舞台説明です。
ここまで読んでまあまあ面白いかなと思った方はそのまま突き進みましょう。
ここまで読んであまり面白さを感じなかった方もそのまま突き進みましょう。
どちらにせよ2巻まで読めた方は絶対に3巻以降を読みましょう。
ただ、1巻の感想時にも書きましたが、出来ればゲームにて体験して欲しいんです。脳内での物語の進行といいますか登場人物の動き方が、ゲームをやってると全然違うんですよ。読んでてこんなに楽しい小説なんて今まで出会ったことが無かったのですが、おそらく「ゲームを体験してすでに想像で登場人物が動いている」のを思い出しながら保管しているからだと思ってます。
こんな体験、そうそう出来ませんので是非ゲームからプレイしてください。
私の感想も置いておきます。是非購入の材料にして頂けたら光栄です。
ちなみに、ゲームでは無かった部分が小説にありました。これだけでも購入した価値があるってものです。
あとがきの虚淵の感想というか思い出というか、なんだか胸に来ました。私からすると虚淵はレベルアップしていった方だと思っていたのですが、本人は逃げたと思っていたのですね。本心からそんなこと思ってるなんて信じられませんけどね。
彼を知らない方はこちらを見てください。
私の中では劇場版まどかマギカ叛逆の物語が一番痺れました。あんな脚本が書ける彼は間違いなく天才です。どういう思考であれを思い描けたのか、今でも信じられません。
そんな虚淵玄が静かにとんでもなく褒めちぎっておりました。そんな作品です。是非虚淵が好きな方もこの世界に触れてみてください。