鹿沼の隅っちょから

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The Gardens Between 感想

ニンテンドースイッチのゲーム『The Gardens Between』は一つのアイディアで構築された新しいパズルゲームでビジュアルも良く大変すばらしい作品だけど価格とボリュームのアンバランスさでおすすめしにくい作品だったよ!

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配信日 2018年9月20日

メーカー The Voxel Agents

ジャンル パズル

価格 2,199円


The Gardens Between [Indie World 2018.12.27]

結論から書きます。

作品としては素晴らしいのですが、数時間でクリアできてしまうボリュームと2,199円という強気な価格設定が釣り合ってません。とても素晴らしい作品なのにおすすめしにくいのが残念でなりません。

 

キャラクターを操作するのではなく、時間を操作します。右で進み、左で戻る。

所定の位置のみAボタンでキャラがアクションします。といっても紐を引っ張るかランタンを置くか取るか、そのぐらいしかありません。

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このシンプルな操作だけで最後までプレイできます。

ゲームオーバーやいわゆる詰みの状態はありません。タイムオーバーもありません。ただただゆっくりとパズルを解いて、二人を山の上まで運んでいくゲームです。

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3つの山をクリアするとステージクリアとなり、二人の思い出が映し出されます。

女の子のだらしない恰好が、二人の仲を表してますね。

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テキストもなく、山の途中にあるアイテムや途中の画像だけで、二人の記憶が提示されていきます。

どう考えてもフラグです。お別れフラグとしか思えません。悲しく切ない気持ちになります。が、今一つなれなかった私がいます。なぜなら、

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女の子が可愛くなかったから。これ見るとちびまる子ちゃんとしか思えません。んじゃ可愛かったら評価が上がったのか?と考えるとそんなこともないのですが。

 

ビジュアルの美しさもさることながら、キャラではなく時間を操作するというアイディアが素晴らしく、またそれに合わせたステージ構成・ギミック・演出、すべてにおいて良かったです。

今までにない、新しい、そして挑戦的な作品でした。

ちなみにここってどこをイメージした場所なのでしょうか。私には日本にしか見えませんでした。

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そんな素晴らしい作品ですが、価格が2,199円ってのが引っ掛かります。

コストパフォーマンス的に最悪です。アートとして見れば安いのですが、ゲームとして捉えると物足りなさを感じてしまう価格設定としか思えません。だって数時間でクリア出来ちゃうんだもの。

また、思ってるほど売れてないのか、頻繁にセールに出されるのもイメージを悪くしてました。さすがに発売してすぐにセールに出てた時は「もしかしてこれ駄目な作品なのかも?」と手を出しにくくさせました。

逆に言えば、セール価格での購入はおすすめできます。かくいう私もセールで購入しました。

是非次回セールされてましたら、気になった方は購入されてはいかがでしょうか。本当に良い作品ではあるんです。是非。

 

・良い点

 時間を操作するという新しい試み

 それに基づくステージ構成

 美しいグラフィック

・悪い点

 ボリュームのなさ

 詰まってもヒントが無い

 強気な価格設定

・評価

 6/10

 

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