ノートルダム大聖堂が燃えている映像を見たとき、こういう事態になったのって初めてじゃないだろうな、なんて思って検索してみたら、
そもそもフランス革命で徹底的に破壊され廃墟になってたんですね。ちょっと衝撃でした。
1789年のフランス革命以降、自由思想を信奉し宗教を批判する市民により、大聖堂は「理性の神殿」とみなされ、破壊活動、略奪が繰り返されていた。1793年には西正面の3つの扉口および、王のギャラリーにあった彫刻の頭部が地上に落とされた。ノートルダムの歴史を語る装飾が削り取られ、大聖堂は廃墟と化した。
1864年に修復完了してます。ってこれでも150年前だもんな、凄い。
その後の落雷で火災が発生してますね。
尖塔は落雷でたびたび炎上し、倒壊の危険があるため1792年に一時撤去されたが、ヴィオレ・ル・デュクらが修復に乗り出した。ヴィオレ・ル・デュクによる尖塔の復元案は、全体の高さを以前よりも約10m高く設定し、デザインもより豊かなものとなった。さらに、最も大きな変更として、尖塔基部を囲んで福音史家と十二使徒の彫刻が付加された。
しかも高さを増してみたりデザインさえ変えたりしてる。
そんなノートルダム大聖堂が炎上している映像を見て、不謹慎にもとあるアニメのOPを思い出した人達がおります。
私が大好きな水島監督(太ってない方)の作品『大魔法峠』です。
ああ、今見ても酷いな!金閣寺や法隆寺や国会議事堂が燃えてるわ!歌詞も酷いけど作詞したのが水島監督なんだから更に質が悪いわ!最高です。
今思えば『魔法少女まどかマギカ』よりもかなり前に、すでに魔法少女なる概念を使用して別テイストに仕上げた作品になるのですね。そもそもこいつ魔法使わないしな(肉体言語)。
可愛らしい魔法少女の外見をもつ田中ぷにえのどす黒い内面や血まみれの手のギャップを楽しむギャグ漫画。魔法の国のプリンセスであるぷにえが修行のために地上の高校に転入し、様々な騒動を巻き起こす。聖魔法王国の衣装や町並みは少女漫画風の愛らしい設定だが、その実態は力によって打ち立てられ圧政を敷く専制王権である。田中一族は魔法力より肉弾戦闘や権謀術数で政敵を排除しており、治世の手段も恐怖政治である。ぷにえも魔法より肉体言語(サブミッション)を駆使して敵と戦い、冷酷な心で他者を支配する。
魔法少女ものとは無縁な単語が羅列されてますね。魔法の国が専制王権だったり肉弾戦闘とか恐怖政治とか。本当にぶっ飛んでたよなぁ。
肉体言語なるサブミッションを駆使する魔法少女って設定だけでもありえないのに、作中でもかわいい顔して平気で骨をへし折ってきますからね。SEも無駄にリアルでした。
こんな作品が10年以上も前に存在していたことに驚きですが、よく考えたら寧ろ今は絶対無理なわけで、ある意味奇跡的な存在なのかもしれません。
EDも置いておきますね。
これまた酷いな!
私が初めて水島監督(太ってない方)を認識した作品です。後から『撲殺天使ドクロちゃん』も彼だと知り、その後ずっと監督が彼だと必ずその作品を見るようになりました。
ケメコもイカ娘もアザゼルさんもアナザーもブラッドCもじょしらくもガルパンもウィッチクラフトワークスもSHIROBAKOも大好きです!よくよく調べたら作品もさることながら使われてるOPEDの曲も好きなものばかりだな。とくにこの曲は今でもたまに聞くぐらい好きです。
fhána "divine intervention" (TVアニメ「ウィッチクラフトワークス」OP主題歌) Music Video
ただ『迷い家-マヨイガ-』だけは許せません。本当にテキトーな仕事っぷりに驚きました。何か原因があったのでしょうか?(おそらく脚本
そんな水島監督の初期作品である『大魔法峠』、興味が湧いた方は是非視聴してみてください。今のところDストアかAMAZONプライムでお金払わないと見れないかも?
蛇足。
まさかオフィシャルサイトまだ残ってるとは!