鹿沼の隅っちょから

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『えいがのおそ松さん』を見た(ネタバレなし)

いろいろありまして、『えいがのおそ松さん』を見てきました。観客がほとんど女性で埋まっており、なんでこれが女性に人気なんだよ!と不思議に思いました。ちなみに内容としては全然女性向けじゃなかったです。劇中でセックスとか言うなよ!ちんこ出すなよ!

https://osomatsusan-movie.com/og.png?190104

現在の6つ子が高校卒業を間近に控えた時期の「思い出の世界」に来てしまう、「『おそ松くん』と『おそ松さん』をつなぐストーリー」となる。

テレビアニメ「おそ松さん」の劇場版ですが、内容としてはテレビアニメのノリのままです。物語的な要素はありますが、正直どうでもいいです。

肝心なのは、そのノリが合うか合わないか、なのです。

私は1期も2期も見ていたのでそのノリに乗れます。さらにいえば、声優好きでもないのに彼らが会話してるだけでも楽しかったりします。「神谷声高けぇよ!」みたいな。

ですので、私個人といたしましては、脚本とか演出とか作画とか関係なく、普通に楽しめちゃいました。何回声を出して笑ってしまったことか。

テレビアニメ「おそ松さん」が好きだった人は間違いなく見るべきです。

 

逆に。

このアニメを見たことが無い、見ても楽しめなかった、そんな人は絶対に見るべきではありません。見ても楽しめないどころか、不快な思いをする可能性さえあります。絶対にオススメしません。

そもそも、基本的にテレビアニメを見てる前提で作られております。我々のような輩は訓練されておりますので、六つ子が誰なのか瞬時に見分けが付きます。というか見なくても声でわかります。知らない人は無理でしょう。ましてや六つ子の性格も知らなければ、何が面白いのかさえわからないと思います。

例えば末っ子がトド松なのですが、兄たちは彼を「トッティー」と呼びます。これだけでも初見者を突き放しております。さらに言えば、何故彼がそう呼ばれているのか、最初に呼ばれたときどうだったのか等を知らないと、この面白さが全く伝わらないんですよ。「トド松普通にトッティー受け入れてるやん」ってネタが絶対にわからないんですよ。

そんなネタがゴロゴロと転がっておりました。聖澤庄之助だって意味不明だもの。 思いっきり知らない人を突き放した、完全にファン向けに振り切って作られた作品になってます。

ここまで潔く振り切っていいの?と見ながら思ってました。

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そのくせ。

そのファンを攻撃してくるんですよ!なんだこの天邪鬼な性格!2期で人気を落とした要因でもあるのですが、これをやらないと「おそ松さん」じゃないと思ってるんですかね。別にファンは望んでないと思うのですが。それともファンはそれさえも凌駕してお金を落としてくれると思ってるのでしょうか。

冒頭から天邪鬼全開で驚きました。しかも滑ってるし。後から知ったのですが、あのパートは週替わりなんですね。ちなみに特典も週替わりのようです。

 

なんだかへそ曲がりな「えいがのおそ松さん」ですが、ファンは絶対に見に行きましょう。そうでない方は絶対に見ないでください。

しかしなぜこの作品が女性に人気なのか本当に理解できない!下ネタで笑ってる環境にいた私は居た堪れなくなりました。なんか私の存在があの空間を邪魔してたかもしれないと思うとね。なんかごめんなさい。

 

ネタバレありの感想を置いておきます。