2018年の覇権アニメと称される『ゆるキャン△』を一気に見ました。
ほぼ毎話泣きながら見た『宇宙よりも遠い場所』と同クールに放送されていたこの作品。当時は『ゆるキャン△』の方が人気も話題も圧倒的でした。2018年の覇権は『ゆるキャン△』だとの声が一番大きいと感じております。
あの『宇宙よりも遠い場所』よりも評価が高いだってんじゃあどんなものなのか見てみよう!と、AMAZONプライムにて一気に見ました。
結論として、一回もゲームをやめることなく、ながら見のまま最終回を迎えてしまいました。
主人公がひょんなことから一人でキャンプをする女の子と出会い、それがきっかけでキャンプに嵌まっていく物語です。いわゆる日常系と言っていいのでしょうか。別に事件や大きなアクシデントもなく、主人公たちが冬の山梨県で学校行ったりバイトしたりキャンプをしたりします。
その、起伏が、あまりにもなさ過ぎて退屈してしまいました。
冬の張りつめた空気感やキャンプの楽しさ等、いろいろと光るものを感じたのですが、なにより物語に魅力を感じることができませんでした。
また、キャラクターにもテンプレ的な設定ばかり見えてしまい、魅力を感じることができませんでした。唯一部長はキャラが立ってると思いましたが。それもほうとうを作る回だけかもしれません。
主人公も人気のリンも描き切れてない感があるのは、原作が原因なのかアニメ化による弊害なのか。どちらにせよ、私には薄味どころかキャラが全然立ってなくて困りました。もう一人の子の名前も外見も思い出せないし。
キャラが立ってないから萌えることもできない、というか元々この作品自体が萌えを目指してないようでして。
物語性も薄くキャラも立ってない。
それでも最後まで楽しく見続けることはできました。悪い作品では無いんです。ただ、私にはそこまで人気の作品だとは思えなかっただけです。というかどの部分が人気になった要因なのか、私には理解できなかったんです。これはセンスなのか年齢なのか。
個人的にはおすすめできませんが、多くの方が称賛するこの作品、一度見てみたらどうでしょうか。アウトドアに興味がある方は間違いなく楽しめるとは思います。
最終話、登場人物全員でキャンプをしてるシーンで。冬の夜にキャンプ場で楽しくみんなでタブレットで動画を見てました。なんだそれ。キャンプでやることなのかそれ。
もしかすると、このエピソードのせいで私の中で評価がガタ落ちしてしまったのかもしれません。ごめんなさい、私にはやはりアウトドアに対する偏見があるのかもしれません。
ちなみに私はこの件でこの作品を知りました。
イタリア人はパスタの事になるとうるさいからな!
実は『宇宙よりも遠い場所』を見た後すぐに視聴したのですが、あまりに私の心に刺さらなかったため感想を書くことを断念しておりました。しかし、このニュースを目にしたときに「やっぱり書き残しておこう」と思いました。多くの人が絶賛してる作品でも、私のような人もいる、と。
やはり賛否両論いろいろある訳でして。
私は後者の方でした。そこまで人気になる要因が分かりませんでした。