二人で協力しながらプレイするゲームを見つけ、子供とプレイいたしました。
そのゲームの名前は「イップとオップ」、ニンテンドーダイレクトでも紹介されてましたので見覚えがございました。
相反する重力の中を2体のキャラクターが進んでいくパズルゲームです。
子供と話し合いながら進めていきました。途中で詰まってしまい、後ろから外国人の方に指で指摘されて進められたり、とても楽しい体験が出来ました。
その後、日本人スタッフから声を掛けられましたので、プレイした感想や疑問をいくつか質問いたしました。
ふと気が付いて、「このゲームって海外の作品ですよね」と質問したら「我々がサポートしておりまして」とのお答え。
「サポートってローカライズとかいろいろやってらっしゃるのではないのですか?」
「はい、そうです」
ブースを見てみるとパブリッシャーなら会社名が書いてあるはずなのに、書いてあるのは開発した会社名。
「どちらの会社なのでしょうか」
「架け橋ゲームズです」
あああああ!!!
謙虚すぎる会社!架け橋ゲームズ!!
ニンテンドースイッチで数多くのインディーゲームが発売され売れている中、フライハイワークスとかテヨンジャパンとかPLAYISMとかのパブリッシャーが有名になる中、殆ど表に出て来ない会社、架け橋ゲームズ。
「スイッチでインディーゲーム多く買ってるけど知らない会社だなぁ」と思ってるでしょう。「積むぐらいインディーゲーム買ってるけど架け橋ゲームズの作品は買ったことないし知らない」とか思ってるでしょう。
ホームページにある作品名を見てから言いましょう。
Work History - Kakehashi Games
私が購入した作品をピックアップします。
・Wonder Boy
・THUMPER
・Mr.Shifty
・Gracefel Explosion Machine
・Kingdom:New Lands
・INVERSUS Deluxe
・Battle Chef Brigade
・Poly Bridge
・Enter the Gungeon
・Shu
・Wizard of Lagend
・Yoku's Island Express
・Hollow knight
こんなに買ってるよ!
オーバークックもソルトアンドサンクチュアリもデッドセルズもエスケーピスト2もメッセンジャーも架け橋ゲームズが関わってるんだぜ!
こんなに多く、そして売れている作品に関わってるのに、何故「架け橋ゲームズ」の名前が知られていないのか?
過去の記事を見て納得いたしまいた。
架け橋ゲームズの大きな柱として、“海外の良質なインディーゲームを、国内のゲームファンに届ける”というのがあります。そういった意味では、私たちはデベロッパーでもないし、パブリッシャーでもない。ゲームのリリースをサポートする“パブリッシングサポート”と自称しています。
パブリッシャーではなく、パブリッシングサポート。
契約して日本での販売権を得るのではなく、あくまでサポート。
ローカライズもCEROの審査事務もマーケティングもするけど、あくまでサポート。
海外と日本を結ぶ架け橋としての存在、それが架け橋ゲームズ。
日本人の好みに合わせて、キャラクターのビジュアルを変えたりしますが、私は、それは望ましくないと思っています。
架け橋に徹するその理念、素晴らしいです。
インディーゲームのデベロッパーって、パブリッシャーに任せがちでしたが、それではこのインディー業界は成り立たないと思っています。“パブリッシングサポート”というのは、「皆さんは皆さんでがんばってください。僕たちはそんな皆さんを全力でサポートします」という発想です。もちろんビジネスでの関係ではありますが、いっしょに“仲間”としてやっていけるのが架け橋ゲームズらしさなのかなと。
ああ、本当に素晴らしい。その立ち位置、理念、本当に素晴らしい。
私がこの会社に気が付いたのはいつだったか。
新しいインディーゲームが出るたびに「ローカライズ担当は架け橋ゲームズ」との記載を見るものの、販売元にその名前が無いなぁ、とは思っておりました。
某大型掲示板で今一番活躍している会社は架け橋ゲームズだとの書き込みを見て調べて気が付きました。なんだこの会社は!こんなに実績あるのになぜ名前を前に出さないんだ!と。
そんな思いの中、架け橋ゲームズの方にお会いしてしまったのです。
ただの素人なのに興奮していろいろと質問してしまいました、「もっと会社名を前に出した方がいいですよ!」とか偉そうなことを言ってしまいました、ホロウナイトはクリアしたけどしんどかったとか、ソルトアンドサンクチュアリはまだ購入してませんごめんなさいとか、デッドセルズもまだなんですごめんなさいとか、貴重な時間を私如きに費やして頂きました。
あまりお時間を取らせては申し訳ないとお暇しようと思ったら名刺を頂きました。
「いや!私はただの素人ですよ!ゲーム関係者ではないですよ!」と慄いたのですが、結局頂いてしまいました。
「なんすか?日本人って」
「あちらのブースに外国人もいますよ」
フードコートでネギがたくさん入ったお好み焼きを食べながらスマホで「架け橋ゲームズ」を検索したら、先ほど紹介いたしまいたファミ通のインタビュー記事がありました。スタッフの画像があるなぁ。
って伊藤さんじゃん!って外国人って社長のザックさんかよ!って居たわそういえば!
って架け橋ゲームズって3人しかいないの?え!マジっすか!
もう私は架け橋ゲームズの虜です。好きです。愛しています。
彼らの関わる作品すべてを購入します、無理です、数が多すぎるよ!
なのにWulverbladeもBroforceもBad NorthもMinitも欲しいものリストに入ってたよ!私の好みを先回りする架け橋ゲームズ、ザックさんのそのセンスには脱帽せざるを得ません。
私は架け橋ゲームズの理念に感動し共感しました。
こんな田舎の片隅に住むオッサンですが、微力ながらというか無力ですが、これからも架け橋ゲームズを応援していきます。作品の購入と、この作品は架け橋ゲームズが関わってるんだよ!ってここに書くぐらいしか思いつかないけど、本当に頑張ってください!応援しています!!
ちなみに「イップとオップ」のプレイ終了後、架け橋ゲームズの社長ではないけどスタッフプレートを首からぶら下げた外国人から名刺サイズのカードとポストカードと缶バッチ等を頂きました。
あれ?もしかしてゲーム作った人だったかも?とりあえず私の中ではそういう事にしておこうと思いました。
「イップとオップ」も買いますよ!