鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

歴史群像8月号が届きました

バルジなるパワーワードからネット上でポチってしまった歴史群像8月号が届きました。

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ボードゲーム、付いてます。

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早速読んでみたのですが、濃い!すんごい濃い!濃すぎて凄い疲れます。

世界史好きの私ですが、プロイセンが元はブランデンブルグ辺境伯領だとかビスマルクの鉄血政策とかフリードリヒヴィルヘルムとかワーテルローの戦いとかメッテルニヒ外相とか、本当にこのぐらいしか記憶に残っておりません。そんな私にこれは濃密すぎる・・・!

そしてすんごい面白い!

こんなに読みごたえがあって濃密で、たった1,185円ってお得すぎるだろ!

 

よく考えたら紙の雑誌って本当に購入しなくなったんだな、って再認識しました。

深田恭子の表紙にホイホイ購入してしまったプレイボーイも読んだら楽しかったしね。ネットでは得られない情報があるんだよなぁ、ってその時思ったんだっけ。

ネット上だとどうしても興味のあるものを優先的にチョイスしてしまうんですよね。こうやってお金を払って購入した雑誌だと私の場合興味がなくても全部読むので、知らない知識があって新鮮だったりします。

 

そしてこの歴史群像

元々知らないドイツ陸軍の特集ですのでそりゃ新鮮ですが、世界史で習ったプロイセンから陸軍を紹介する記事は目から鱗が256枚落ちました。こういう視点で歴史を見るとまた違う面白さがありますね!

素人考えですと射程が長い銃の方が良いに決まってると思ってましたが、上海の戦闘において日本軍が「短い方がいいわ」との報告記録が残ってると同時に、それがドイツにも届いてそれに合わせて開発する、なんて話が新鮮でした。

また、ナチス政権下のドイツってみんな言いなりになってるものだと思っていたのですが、民間工場が軒並み言うこと聞いてくれないからオーストリアの工場で戦車とか生産してたんですね、知らなかった!

ポルシェが戦車設計してたのはガールズ&パンツァーで知りました。

ヒトラーと陸軍が対立してたのも知らなかった。

なにより、戦争の形がこんなに急激に変化してたことに驚きました。

 

と、私のような軍事素人でも、世界史の記憶が殆ど消えていても、読み物として本当に面白いです。

勢いあまって今日届いたのに半分も読んでしまいました。しまった、もっとじっくり読もう。

 

私は昭和の人間です。

それでも紙媒体は消えていくと思ってます。思ってました。

しかし、こうやって雑誌を読んでいると、やはり馴染むんです、文章を読むにはディスプレイじゃなくて紙の方がしっくりくるんです。

私は古い人間なのかもしれませんね。

本を閉じたときに久しぶりに印刷の匂いを嗅ぎました。

そうか、カラー印刷の本だからか、この匂い、大好きだったっけ、と思ったり。