鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

私もCDを処分しました、あまりに安くて驚いたけど

音楽は変わらず、その器が変わる、って感じですかね。

tamaranche.hatenablog.com

私の場合、最初はレコードでした。

針を乗せる瞬間が緊張するのを覚えています、子供だったしね。

レコードからカセットに録音できるようになり、Beep!の付録に付いてたソノシートを買ってきたTDKのカセットに移しては聞いてました。

ウォークマンは結局高くて買えませんでした。

CDが登場したころ、アイワのシュトラッサーを買ってもらいました。多分これだと思う。

fcds.blog115.fc2.com

家で聞く生活から、車で聞く生活に変化したころ、MDが登場しました。

曲の頭出しが便利で驚きました。

そして、CDを捨てた彼と同じようにiPodの衝撃を受けます。

 

あの当時mp3なる拡張子はうさんくさいイメージしかなかったんですけどね。世の中わからないものです。また、私がアップル社製品を手にするとは思いませんでした。今でもマッキントッシュのイメージが残ってます。

当時は「アップルは音楽屋に堕ちた」と信者も言ってたんだぜ?

 

私はストーリーミングサービスに手を出してません。なぜか?

もう音楽自体にあまり必要性を感じていないからです。

こういうと冷たい印象を受けるかもしれませんが、寧ろ逆なんです。音楽がないと生きていけないぐらいの存在だったんですよ、昔は。

今の若い人は知らないでしょうが、聞いてる音楽でそいつのアイデンティティが決定されてたんですよ!いやマジですから!

聞いてる音楽がアイドルとかだと人格から否定されたんですよ。

私は中学生の頃ゲームミュージックばかり聞いていたのですが、これを同級生には言えませんでした、だって言ったら馬鹿にされるし。なので「音楽名に聞いてるの?」と聞かれたときのために答えられるようにしなけばならない思い、親友にレクチャーを受けた記憶があります。

尾崎豊にハウンドドックにRCサクセションに。全部当時の私には何がいいのかさっぱりわかりませんでした。ブルーハーツさえも届かないほどの音楽音痴。

しかし、TMネットワークの音は届いたんです。おそらくゲームミュージックに似た部分を感じたんだと思います。

 

私の世代のさらに上の世代は、音楽はもっと重要な存在でした。

そこに思想が乗っかってました。

音楽で世界が平和になるって思ってたんだぜ?

音楽の力で戦争がなくなるって思ってたんだぜ?

だから国が音楽を規制してたりしてたんだぜ?

ロックって3拍目が強いってだけじゃなくて、生き方や思想のことだったんだぜ?

 

今、若い人にとって音楽ってどんな存在なのでしょうか。

ギガが減る」存在程度なんじゃないでしょうか。

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのサウンドトラックが発売されましたが、5枚組で価格は5,000円です。

ゲーム自体は7,500円ぐらいです。

この価格差を考えたとき、音楽ってなんだろう?と思ってしまいます。それほどの価値があるものなのでしょうか。

 

音楽は無くならないでしょうけど、昔のようなビジネスモデルはもう存在してません。

そうです、音楽は商売なんです、当たり前だけど。でも違和感がある。

昭和生まれの私はまだ洗脳が解けてません。音楽にまだ思想や生き様や魂を感じてしまうんです。

音楽は変わらず、その器が変わる、その受け止め方も変わる、のかなぁ。