ニンテンドースイッチのゲーム『グノーシア』は人狼を元にしたアドベンチャーゲームだけど物語を辿るのではなくCPUを相手に人狼ゲームを繰り返していく論理的パズルゲームだったよ!
配信日 2020年4月20日
メーカー プチデポット
ジャンル アドベンチャー
価格 2,750円
面白さ
人狼なるゲームを正確に知ったのは『レイジングループ』をプレイしたからという、自分で言うのも何なのですが中々珍しいと言うか邪道と言うか貴重な存在だと思ってます。つまりちゃんと知らないんです。知らないのですが、それでも何の問題もなく楽しむことができます。最初はチュートリアル的な展開で進むので、人狼を全く知らない人でも知りながら進めることができます。
そして知ってきたところで、永遠とも思えるループが繰り返されていくのですが、単純にこの人狼ゲームが非常に楽しい!相手が人間ではなくCPUだろうが平気で騙されるし嵌められるし裏切られるしで一筋縄ではいきません。
このゲームが面白いと感じる一番のポイントは、論理的に敵を追い詰めることができます。非常に分かりやすく例題で紹介しているサイトを見つけましたので、是非参考になさって下さい。
こちらを見て「面白そう」と少しでも思った方は、この作品を楽しめる確率が非常に高い可能性があります。
そして何回もループを繰り返しながら、14人いる彼らのエピソードが分かってくるにつれ、ストーリーも進んでいきます。この14人ものキャラクターが個性的で忘れることのできない愛すべき存在なんです。
しげみちは良い奴なのですが外見が怪しいので大体初日にグノーシアと疑われてコールドスリープされます。
ラキオは頭脳明晰だけど偉そうなので大体初日にコールドスリープされます。
ククルシカは可愛いので誰も投票してくれません。ステータスMAX近い私が指摘しても彼女が悲しい顔をするとみんな全力で庇ってきます。何回彼女に全滅させられたことか。
他のキャラクターも本当に個性的です。彼らの言動だけでも面白さを感じました。
難易度に関してですが、経験値を得てステータスを上げることができるため、終盤はかなり優位に進めることができますので、安心してプレイ出来ますよ。
操作性
アドベンチャーゲームなのであまり操作性は重要ではありませんが、問題はございません。LボタンやRボタンで条件が確認できる等々、UIも非常に素晴らしかったです。
会話中にBボタンを押すと会話ウインドウが消えるのも痒いところに手が届いてる感があって嬉しかったなぁ。
俺この時までコメットが女って気が付かなったんだよな確か。
グラフィック
アドベンチャーゲームの肝は絵です。そしてこの作品の絵は、正直私の好みではありませんでした。上手い訳でもなく、萌えを狙ったわけでもなく、かといって硬派な訳でもなく、独特で、今一つ好きになれませんでした。なのでプレイする前は楽しめるか自信がありませんでしたし、それが原因で購入しようか悩んでおりました。
しかし、プレイしているうちにこの絵じゃないとこの作品は成り立たない、と思えるまで好きになってる自分がおりました。たまに見ることができる違う表情の彼らが新鮮で愛おしい!気が付くとスクリーンショットが増えてました。
嘘つきで傲慢で自分勝手なSQが愛おしくなるなんて思いも寄らなかったもの。
SQかわいいよSQ。
サウンド
何語で歌ってるのか分かりませんが、紹介動画でも流れている歌が脳にこびり付いて一生忘れられそうにありません。というかサウンドトラック予約したし。
思わず買ってしまいました。https://t.co/AvQfLyBf0T @digitalmebius #storesjp
— toriid (@toriid63) 2020年9月10日
ってこれ缶バッジだけだったのよね・・・。
先日缶バッジを購入したのは、サウンドトラック付きだと勘違いしたからなんだぜ・・・
— toriid (@toriid63) 2020年9月11日
まあいいや、グノーシアの大ファンだしhttps://t.co/TzTCH4AvIW @digitalmebius #storesjp
そのぐらい好きです。SEも良いですね。特に直感で嘘だと分かった時の効果音が大好きです。
この画像見ただけで効果音が聞こえるもの俺。
ちなみに缶バッジとサントラで1万円近く吹っ飛びました。好きだからいいけどな!
リプレイ性
本編がリプレイみたいなものなのですが、クリア後も人狼ゲームとして何回も楽しめるでしょう。条件も細かく変えられますしね。
感想
PSVitaで発売された段階で評判が高く、プレイしてみたいと思っておりました。と言うかPSVita本体を購入してまでプレイしようと思ってたぐらいだったんですけどね。それがスイッチに移植されると聞き非常に嬉しかったのですが、配信当時ゲームが積み上がっていた&絵があまり好みでは無かった為、購入を控えておりました。どうぶつの森に嵌まってたしね。
なのに購入したのは、やはり評判が高かったから。スイッチで初めて体験した方々の称賛の嵐に思わず手を出してしまったんだったなぁ。調べたらGWに購入してました。
んで案の定面白くて面白くて、どうぶつの森と並行してプレイしてました。
ここまでクリアするのに時間が掛かったのは、「クリアしたくない」「この世界を終わらせたくない」という気持ちからでした。それでも、そろそろクリアしておこうとかと再開したら全然クリア条件が分からない!諦めて攻略サイトを検索してしまいました。
非常に残念な私ですが、正直この条件は俺には思いつかなかったわ、真のエンディング条件もね。
人狼をここまでビデオゲームとして落とし込めたのは天才的です。そしてこの世界観、物語、キャラクター、どれを取っても素晴らしい。これほど作品は中々お目に掛かれません。私は全力でこの作品をオススメしたします。
評価
良い点
・人狼の楽しさが一人でも体験できる
・独特の世界観
・魅力的なキャラクター達
悪い点
・エンディング条件が分かりづらい
・終盤飽きやすいかも
・シピが気持ち悪い(個人的感想)
評価
10/10
どうしてもシピは受け入れることができなかったんだ。
この設定考えた人すげーな本当に。