鹿沼の隅っちょから

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スチームワールドクエスト 感想

ニンテンドースイッチのゲーム『スチームワールドクエスト』はスチームワールドシリーズながらシリーズ作とは全く違うカード選択型RPGではあるもののノリとか雰囲気とか世界観はまんまスチームワールドだけど肝心の戦闘が今一つで勿体ない感じだったよ!

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配信日  2019年6月27日

メーカー フライハイワーク

ジャンル RPG

価格   2,500円


スチームワールドクエスト(Nintendo Switch)

スチームワールドシリーズ第4弾。今回はカード型RPGとなっております。安心と信頼のフライハイワークスがパブリッシャーです。翻訳に関しましては今回も問題ないどころか素晴らしい仕事っぷりです。ありがとうフライハイワークス、ありがとう黄社長。

ニンテンドースイッチに移植されるのをずっと待っておりました。あらかじめDLで購入し、プレイできる日を楽しみにしておりました。信頼しているデベロッパー&実績のあるパブリッシャーの作品ですからね、期待値も上がります。

 

戦闘は、基本的に手持ちのカード6枚から3枚選択して1ターンとなります。コマンド式だったらこちらのターンで3回行動を選択できるってことですね。しかしカード式ですとそのコマンドが手持ちのカードに含まれてないと選択できないってことなんです。このルールがさらに戦略性を増して面白さにつながっております。

それぞれのキャラクターごとにカードがございます。そしてそのキャラクターのカードを3枚同時に提示できるとチェインコンボが発生し、ボーナス的なカードが最後に1枚発動します。

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この仕掛けは非常に良いのです。良いのですが。

基本的に毎ターンこれを狙ってしまうんです。手持ちに同じキャラクターのカードが3枚無くても、2枚まで交換できるんです。それで大体揃えれらます。私の場合、すべてのターンでこれを狙いました。98%ぐらいの成功率でした。

そして、敵のHPや攻撃を考えると、このチェインボーナス前提で調整されてるとしか思えないんです。敵が硬い。そして攻撃がいやらしい。戦闘中以外のHP回復はアイテムのみ。そのアイテムも高価。ステージの途中途中にセーブポイント&HP回復装置があるのですが、1回1回の戦闘を上手く立ち回らないと辿り着けません。上手く立ち回るとは、自分たちのHPを減らさずに敵を倒す、ってことになってしまいます。すると、必然的に防御メインのカードデッキ構成になり、戦闘時間が長くなってしまいます。

その戦闘は、ひたすらチェーンコンボを狙うだけの単調さ。味方のHPが減ってなくてもチェーンコンボを狙うために回復カードを使ったり、敵を攻撃するとカウンターでダメージを喰らうことを分かってるのに攻撃せざるをえなかったり、あまり楽しいものではありませんでした。さらに運要素が大きすぎるのでストレスが増していきます。

このゲームに占める戦闘シーンの時間は相当な割合になってしまいました。そしてその戦闘が今一つ楽しめない。全体的にこの作品に対する印象が悪くなってしまいました。

 

敵や演出は好きなんですけどね。

このボスは周りに根っこを4体まで出してそれぞれ攻撃してくるのですが、HPが少なくなるとその根っこたちを潰して自分のHPに変換するんです。このギミックは面白いと感じました。

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派手な演出、こういうの私は好きです。

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ところどころ戦闘でワクワク出来るシーンはあるんです。でも肝心のカードバトルが単調で苦痛だとね。あー勿体ない。

そしてこれらの画像、パーティメンバーが全部同じ構成になってますよね。これ、5人中3人を選べるのですが、この最初からのメンバー3人の組み合わせがベストすぎて固定になってしまったんです。サムライさんは攻撃タイプだし、双子は補助攻撃タイプだし。無理して使えなくもないのですが、5人育てるより3人に特化した方が効率いいしね。

ここらへんも勿体ないと思わせる要因になってると思います。

 

各チャプターごとにちょっとした迷路になってます。

難しくもなく簡単でもなく、私としては丁度良い構成だと思いました。

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鍵が無いと先へ進めない箇所もございますが、基本的に先へ進めば手に入る構成でした。また、マークを合わせないと先に進めないギミックもございましたが、普通にプレイすれば解けるような簡単なものでした。

敵は表記されておりますので、何なら走って避けることも可能ですし、経験値稼ぎに戦うのも可能です。

ただ、製作者の定めただろうレベルに達してしまうと、弱い敵を倒しても得られる経験値が激しく減少してしまいます。この仕様は個人的に気に入らなかったです。また、お金を稼ぎたくてもその手段が少なすぎるのも気に入りませんでした。

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道中の草とか壺とか積み上がった本とかをAボタンで武器を振るって壊すとお金が得られます。正直面倒な作業でした。

道中に宝箱があるのですが、

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こんな感じで柱に隠れていたりして、無駄にストレスが溜まりました。

 

デザインに関しましては、私は大好きなんです。まさか主人公が女キャラだとは思いませんでしたが(今でも何かの間違いだと思ってます)。

この色使い、大好きです。

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チャプターごとの絵も、まれにこのような絵が出てきます。いいっすねぇ。

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このシリーズ特有のノリも大好きです。翻訳も大変だったと思います。

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「樹が気が気でなくなるだろう!」元の英語はどんな感じだったのでしょうか。

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どんな世界観なのか分からない序盤にいきなりゴルフコースが出てきて驚きました。

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荷車をどう引いてるのかもわからないこのアイテム屋のおばちゃん。普通に洞窟の最下部に居たり、

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塔の上に居たり、

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ラスボスの前にまでいらっしいました。お前どうやってここまで来たのかと。そもそも主人公達から常に先回りしてるからな、このお方。

おそらくこの方が世界最強かと思われます。

 

世界観、デザイン、ストーリー、演出、これらは私には素晴らしく感じました。

ただ、肝心の戦闘が今一つ楽しめなかったというか勿体ない仕様だったのが残念でなりません。もっと面白く出来たはず、もっと快適に出来たはず、もっと戦術的に出来たはず。そう思いながらプレイしておりました。

また、「あれ?もう終わりなの?」と感じてしまったぐらいすぐにエンディングを迎えてしまいました。あまり価格とボリュームを比べたくはないのですが、2,500円と考えると費用対効果的にお高いなと感じてしまいました。やり込み要素も、エンディング後のおまけも無いしね。

それでも私はこの作品が大好きです。最後まで楽しみながらプレイ出来ました。出来ましたが、残念ながらオススメしにくい作品となってしまいました。

シリーズファンならば楽しめるかもしれません。そうでない方には、私はオススメ出来ません。RPGを楽しみたいのでしたら違う作品を購入しましょう。

 

良い点

・シリーズ通してのデザイン性

・ノリ

悪い点

・プレイの大半を占める戦闘へのストレス

・経験値稼ぎを許さない仕組

評価

 6/10