ニンテンドースイッチのゲーム『Broforce』は良く見るドット絵2Dだけど多くの見たことある魅力的なキャラとそれぞれの攻撃スキルで敵を倒すどころか地形もガンガン壊せるド派手なアクションゲームでアメリカ万歳な内容だったよ!
配信日 2018年9月6日
メーカー Devolver Digital
ジャンル アクション
価格 1,500円
このPVじゃゲームシーンがないので別の動画を探したのですが、アップデート紹介動画ばかりで、ゲーム内容を紹介しているものがあまりありませんでした。一番良いPVがPS4用のトレーラーだったので貼っておきます。
Broforce - PlayStation 4 Gameplay Trailer
一見バカゲーに見えますが、地形さえ破壊できる2Dアクションゲームとして新しい試みをしている良作です。その破壊をさらに促すために爆発したり崩れたりする地面などのオブジェクトを配置し、それを誘爆させるためには自機がマシンガン等の武器で破壊しなければならない、という流れから主人公がどこかで見たことあるような映画界のヒーローたちになったのではないかと推察しております。
いや、単純にアメリカ万歳な作品を作りたかっただけかも。
世界各地のテロリストを倒していくストーリー、のはずなのですが、進むにつれて国ごとぶっ壊しに行ってる気がしてきます。
どう見ても中国の場所でこんなセリフはやばいでしょう。
さすがアメリカ様!自由を押し付けてくる!!
さらにあの国にもこんなセリフを!
クソ喰らえって!アメリカナイズって!現実でも今まさしくそうしようとしてるのよね。
もうここまでくるとテロリストというかテロ国家というかアメリカの敵国を破壊しに行ってるだけだろ。
救出したアニキが特定数を超えるたびに、操作できる新しいアニキを入手できます。その都度カットインで紹介されるのですが、そのデザインが結構格好良いんですよね。
インディージョンズはこんなムキムキじゃないけどな!あ、いや、これはインディージョーンズではなくインディージョーンズに似たアニキなのか。
ゲーム中もドット絵が非常に良く、私の目には美しくも感じました。
このヘリの描写といい爆発してるところといい素晴らしいですね。
アメリカの敵と戦ってる筈が、気が付いたら途中からエイリアンと戦うことになってました。たしかにハリウッド映画ではそんな感じだけど展開が雑過ぎるだろ!
緑色の液体を飛ばしてきたりします。掛かると骨だけになって、さらに骨さえ溶けていきます。地形まで溶かしていくので困りました。
梯子やチェックポイントの国旗およびポールまで溶けてしまうとクリア不可能になってしまうため溶けない仕様になってます。ご都合主義すぎるだろ。
エイリアンも様々でして、顔に張り付くタイプもおります。ゴールした後に張り付かれてアニキが死んでいくシーンが動画で残せたので貼っておきます。
#NintendoSwitch pic.twitter.com/EWvA87v9Hf
— toriid (@toriid63) 2019年6月16日
こういう面白シーンが満載で非常に楽しかったです。
ちなみにアメリカ様は地球外生命体の方々にも崇高な理念を押し付けます。
いや、言葉さえ通じないじゃん。
様々なアニキが登場しますが、キルビルの黄色い人とかエイリアンの主人公とかどう見ても女性ですが、アニキです、アニキなんです。
それはまだ許せます、だって人間だもの。でもこいつは違うだろ!
この方もアメリカのヒーローとしてアメリカのために戦います。それどころか地球のためにエイリアンとも戦うんですけどね。
とにかく派手です。ハリウッド映画よろしくガンガン敵を倒して派手に銃を乱射し剣を振るい爆弾を爆発させ、敵を倒し戦車を破壊し地形さえ消し飛ばします。それが気持ちいいんです。アクションゲームとして大雑把ですが、非常に良く出来ております。
マイナスポイントといたしましては。
洋ゲーの基本なのですが、無駄にグロいです。アニメ風PVでもグロさを前面に出してます。向こうはグロくなければクレームが入るぐらいスタンダードなのでしょうか。『Katana ZERO』もそうでしたが、ドット絵でもこれでもかとグロさをアピールしてきます。
下の画像はステージクリア時の画像です。倒した敵の数をカウントしている途中の画面ですが、肢体四散していきます。
こんな場面でもグロくしてくるのは文化なんですかね。キリスト教圏の人達が理解できません。
あと操作方法の説明がありません。
Lダッシュとか知らないままラスボスまで行っちまいました。Rボタンの意味も分かりません。それどころかYとAでしか攻撃してませんでした。Xボタンの用途もクリア後に知ったぐらいです。
というのも、どうしてもラスボスが倒せないのでYoutubeでプレイ動画を見てたら「なんか俺の知らない攻撃してる!」と驚いたんです。
この方々の動画を見たんですけどね。
#1【アクション】弟者,兄者,おついちの「BroForce」【2BRO.】
複数名でプレイするとやっぱり楽しいよなぁ。笑いながら視聴させて頂きました。そしてこれを見て、操作方法をまともに知らないことを知ったんです。
ハイタッチのやり方さえ分からないままクリアしてしまいました。
この方々は意外とすんなりクリアしております。元が上手いのか、複数名だからなのか。
私は同じ場面で何十回とやられてはリトライを相当な場面で繰り返しました。もしかすると最近クリアした死に覚えゲー『Katana ZERO』より死んでるかもしれません。ラスボスは間違いなく100人以上アニキが犠牲になってます。ストーリーとは別のステージではありますが、難しすぎて私にはクリア不可能だと判断したところもあります。また、その難易度が自分が下手だからなら納得できるのですが、殆どが運が悪かっただけなんです。こういう理不尽系の難易度の高さは私は好みません。
それでも私がクリア出来たのだから、そこまでの難易度ではないのかもしれません。今の私がクリアできたのは『Celeste』の修行を終えているからなんですけどね。本当に何回諦めそうになったことか。ラスボスなんて2時間以上リトライし続けましたからね。
総合的に見れば、非常に良くできた素晴らしい作品です。見た目のバカゲーさに惑わされないでください。間違いなく1,500円以上の価値はあります。
グロが苦手な人、アクションゲームが苦手な人にはオススメしませんが、それ以外の方には是非プレイしてほしいです。そして、おそらくですが、複数名でやればもっともっとこの作品の魅力に触れられると思われます。俺も複数名でプレイしたいわ。
良い点
・地形さえ破壊できる設定
・それによる派手な演出
・戦略性を持たせたマップ構成
悪い点
・グロ
・操作方法の説明不足
・意外と雑な作りとそれに伴う理不尽的な難易度の高さ
評価
8/10