鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

沢を降りてはいけない理由をもう一度再確認する

軽い気持ちで書いたものがアクセス数を稼いでいると、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。特にこの登山に関するエントリーに関しましては、単純に知識が無い私が「なるほど」と思ったってだけのものですからね。何がどういうことになってアクセスしてしまった方が多いのでしょうか。困った。

 困ったついでに、もう少し勉強してみようと思い、この手の記事を巡回してみました。

その中でもこれは良い記事だためになると思ったものを紹介いたします。

何故道に迷ってしまうのか、の原因の一つに正常性バイアスを上げております。

正常性バイアス - Wikipedia

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害火事事故事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる

これは登山や災害時だけではなく、あらゆる局面において発動し、大なり小なり短期的でも長期的でも、正常な判断を阻害してきます。

加齢に伴ってこのバイアスがさらに強くなってると自覚しております。どうもプライドが高くなったのか素直に自分の非を認められなくなってる気がしております。何かあると意味の分からない言い訳を自分にしてるんですよね、後から冷静になって自分でツッコミを入れるのですが。

それが他人に対してもおかしな理論で言い訳してたりするから質が悪い。後から恥ずかしくなってごめんなさいしたいんだけど、それまた何かが邪魔して出来なくて居た堪れない気持ちになってストレスを加算していきます。

そんな私なのでこの正常性バイアスによる遭難に関しましては物凄い分かり身が深いです。

 

「迷ったら引き返す」
「迷った時に沢に降りてはいけない」

これが登山の鉄則だと書いております。登山をしない私ですが、これを肝に銘じておきます。

迷ったら引き返す。

これは登山以外でも鉄則かもしれませんね。そしてこの判断が実に難しいこともわかります。迷ったことを認める勇気が必要なんですよね。

引き返せない原因をピックアップしておりました。

・今までかかったコストとこれからかかるコストを比べ、今までのコストが大きい方が、これからのコストが未知にもかかわらず過小評価する。よって体力がなければその傾向が強まる。
・人に備わる楽観的思考が未来を過小評価する。
・非常時でも正常時と同じだとして扱いたい正常性バイアスが働き、リスクを回避できなくなる。
・決断を避け問題を先送りする事によりリスクが積み重なる。

なんだろう、登山で引き返せない理由として挙げられているのに、読んでいて胸が痛くなるのは何故でしょうか。

コスト計算して結果として大損してたり、

先々を過小評価して大変なことになったり、

非常時だと認識しないで大事になったり、

決断を避けてズルズルと状況が改善しなかったり、

なんだろう、自分が攻められてる気がしてきました。

 

そうか、登山は人生なのか。と強引なまとめで締めたいと思います。逆に登山に興味を持ってしまった。

鹿沼市民として、せめて井戸湿原は行った方がいいかな。登山というよりはハイキングだけど。

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