鹿沼の隅っちょから

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Rolling Gunner(ローリングガンナー) 感想

ニンテンドースイッチのゲーム『Rolling Gunner(ローリングガンナー)』は弾幕回避&ツースティックではない方向撃ち可能な横スクロールシューティングゲームで私の苦手な分野の作品なのだけれどもご縁を感じて購入してみたらそんな私でも楽しめる素晴らしい作品だったよって思いっきり難易度高いけどね!

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配信日 2019年2月28日

メーカー メビウス

ジャンル シューティングゲーム

価格 2,480円


Nintendo Switch Rolling Gunner(ローリングガンナー) プロモーション

小学生のころ、ゲーセンではシューティングゲームが人気でした。縦スクロールでは『ゼビウス』、横スクロールでは『グラディウス』が双璧を成しておりました。私はそのどちらも満足にプレイすることが出来ませんでした。単純に下手だったんです。『ゼビウス』は地上への攻撃が全く当たらず、『グラディウス』では障害物に当たって100円玉が無駄に消えていきました。それでもファミコンで『ツインビー』とか『スターフォース』とか『スターソルジャー』とか頑張りました。アーケードでは『ファンタジーソーン』や『スカイキッド』や『1942』を頑張りました。そのどれ一つ、満足にプレイ出来ませんでした。

いつからでしょうか。気が付いたらシューティングゲームに手を出すことを止めておりました。完全に苦手意識が根付いておりました。

ある時同僚がノートPCでゲームをしておりました。画面いっぱいに敵の弾が動いており、それを縫うように自機をマウスで動かしておりました。そこには、私の知ってるシューティングゲームはありませんでした。

 

それから幾年月。

弾幕系もプレイしたことが無い私ですが、それでも、この『Rolling Gunner(ローリングガンナー)』を購入してしまいました。

理由は、たまたま購入した書籍『レトロゲームファクトリー』に記載されていた取材協力の名前「喜多村明夫」を検索したところ、このゲームの記事を読んでしまったからです。

やべぇ購入したい。そしてプレイしたい。そんな思いにさせてくれました。

しかし。それでも。苦手意識があり、うじうじと悩んでおりました。他の作品と比べると結構高いしね。

そしたらセールされたんですよ!何このタイミング!もう運命を感じちゃいましたよ!

 

喜多村私自身、歳をとって“短い時間でカタルシスを得られるゲーム”のありがたみをより実感できるようになったこともあるのですが(笑)、ゲーマーにはシューティングゲームをやりたくなる時って、絶対にあるんです。もちろん、若い世代にはあまり浸透していないジャンルであることは承知しているので、メビウスの得意分野であるインディータイトルと積極的に組み合わせていくことで、そこを打破していきたいですね。

 

ゲーマーにはシューティングゲームをやりたくなる時って、絶対にあるんです。

そうか!俺にとってそれは今なのか!

 

などと熱い気持ちで購入の経緯を書きましたが、ぶっちゃけ満足にプレイできるとは思ってませんでした。

このぐらいの数の弾なら私でも避けられると思いました。

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でもこれは無理だろう!と。

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これ、1面のボスなんだぜ?しかもノービスモードという初心者用のさらに下の設定です。このスクショを撮るだけでも一苦労でした。

それでも何とかクリアできました。

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クリアするごとに流れるちょっとしたムービーが結構格好良くて好きです。

 

私でも楽しくプレイ出来た要因として、全画面の弾や敵を吹っ飛ばすボムの設定にあるります。ボムはピンチの時にボタンを押して発動されて敵も敵の弾も消えるのですが、この作品では自機が敵や敵の弾に当たっても自動で発動するんです。お陰でボムを無駄にすること無く、というかボムの数だけ自機がある状態になる訳で、精神的にも非常に楽になりました。

さらに、やられてもそのまま継続する形でプレイが続行されるのもいいですね。その面の最初に戻されることがありません。しかもコンティニューさえその仕様ですからね。これは非常に助かりました。

ただ、任意でボムを発動させたときと自動で発動した時では効果が若干違います。任意の方が効果が長いんです。そこらへんのバランスも良くできてるなぁ、と感じました。私の場合、ほぼ100%自動発動なんですけどね。 

 

そしてプレイしているうちに、「俺もしかして上手くなってね?」と実感できてきます。

だってこんな弾幕

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こんな弾幕さえ、

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すいすいと避けられるようになってくんだぜ?

初心者向けのさらに下のモードであるノービスモードですが、苦手意識のある私でも初回をノーコンティニューでクリアできました!

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勘違いした私は初心者用であるカジュアルモードをプレイしました。

ある程度は進められるだろうと挑んだのですが、なんか全然違うんですけど!

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すごいだろ?これボスじゃなくてただの雑魚なんだぜ?早く倒さないと同じ攻撃をする同じ敵が後ろから出てくるんだぜ?

ボスの攻撃はもっと苛烈にて過激にて過剰です。

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それでもコンティニューしまくってクリアできたけどな!制限ないから当たり前だけどね・・・。いや、ラスボスの攻撃、絶対にあれ避けられないって。

 

動画を撮ってみました。

開始数秒で被弾してオートボムが発動しておりますが、その後のボムっぽい効果は左下のカウンタが1000になったときに発動できるパワーアップ&ボムです。こうやって見ると、こんな弾幕さえ俺避けられるようになったんだなぁ。ちょっと感動です。 

 

硬派で高難易度な作品ですが、非常に親切な設計だと感じております。

上下左右あらゆるところから敵が出てきますが、基本的にここから敵が出てくるよ!と警告してくれます。

自機の弾を360度発射できますが、ツインスティック方式ではなく、自機に合わせて動くビットみたいなやつをボタンを押すことによって固定するという仕組みにしております。自機の動きと逆を向くので、後ろを攻撃したい場合は、前に進んでからボタンを押して固定すればいいんです。お陰でスムーズにツインスティック方式より任意の場所に攻撃できます。ってそれでも私には難しいのですが。

 

30年以上根付いていたシューティングゲームへの苦手意識をいとも簡単に払拭してくれたのが、硬派で本格的な作品である『Rolling Gunner(ローリングガンナー)』だったことが、私の中で非常に面白い現象だと感じております。

やる前から決めつけちゃダメですね。やはりやってみないと分からないものです。

私自身シューティングゲームに触れてこなかったので正確で公平な評価ではないとは思いますが、私は多くの人にこの作品をオススメしたいです。特に苦手意識のある方には是非。

私個人といたしましては、ゲーム人生の転換を迎えた記念すべき作品になったと思っております。本当に購入してよかった!やはりこれは私にとって運命だった!

 

良い点

・硬派なシューティングゲーム

・下手な私でもクリアできる超初心者モードの設置

・親切で丁寧なゲーム設定

悪い点

・カジュアルモード(初心者向け)でもとんでもなく難しい

評価

 9/10

 

このシーンかっけー。

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